Windowsが使えるVPSを7社比較
リモート勤務の普及により、Windowsを搭載したPCへの「リモートデスクトップ」利用の需要が高まっています。
ただし、個人PCなどへのリモートデスクトップに接続する際のセキュリティ面は注意する必要があります。
リモートデスクトップは接続先となるPCの「ユーザー名」と「パスワード」さえ知っていれば、誰でも接続できてしまうためです。
リモート勤務における情報流出のリスクは高まっており、そのため、セキュリティ対策を慎重に実施する必要があります。
レンタルサーバーを利用して、それらのリスクを下げることができます。
一例として、VPSを利用して、レンタルサーバーの中に仮想デスクトップを構築し、特定のIPからのアクセスのみを受け付けることで、不正なログインを防止することができます。
Windows VPS早見表(おすすめ3選)
時間がない方に向けて、厳選おすすめの3社をご紹介します。
Xserver for Windows | エイブルネット | ConoHa for Windows Server | |
おすすめ度 | オススメ度: 5 |
オススメ度: 4.8 |
オススメ度: 4.5 |
月額料金 | 2GB:1,980円 4GB:3,960円 8GB:7,920円 16GB:15,840円 |
1GB:1,540円 |
1GB:979円 2GB:1,980円 4GB:3,905円 8GB:7,700円 16GB:14,520円 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料お試し | なし | 10日間 | なし |
リモートデスクトップ(RDS) SALライセンス | 月額990円 | 月額1,250円 | 月額770円 |
特徴 |
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備考 | 月額利用料割引のキャンペーン時が狙い目。 キャンペーン中は月額利用料が最安クラス。 |
唯一、10日間のお試し期間あり。 | 管理画面、UIは使いやすいが、動作は遅い傾向。 |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Windows VPSサービスの基礎知識
Windows VPSとは何か
Windows VPSとは、仮想化技術を用いて、1台の物理的なサーバーを複数の仮想環境に分割し、そこにWindows OSをインストールした状態でレンタルできるサービスです。
Windows環境であるため、Office系アプリなどWindows環境に特化したソフトウェアなどを動かすことができます。
一方で、「Windows」ではないVPSサービスは、LinuxOSがインストールされている場合がほとんどです。
VPSのメリット
VPSは各ユーザーに割り当てられた仮想サーバーにおいて、独自のCPU、RAM、ディスク容量、そしてその他のリソースを持った物理マシンとして独立して動作します。
そのため、単純に1台の物理サーバーを複数ユーザーでシェアする共用サーバーに比べて、高いパフォーマンスを発揮することができます。
- 高いサーバーの制御性
- システム要件に対する柔軟性
- 他リソースの影響を受けにくい
- 比較的コストが安く済む
という特徴を持っています。
それらのサービスを、ハードウェアとメンテナンスのコストを節約しながら利用することができるのです。
柔軟なスケーリングが可能
仮想サーバーなので、必要に応じてリソース(CPU、メモリ、ストレージ)を追加・拡張・削除することができます。
仕様の要件に沿って設定できるため、事業やサービス拡大&縮小時などのスケーリングも自由です。
サーバー利用時の柔軟性が高いと言えますね。
VPSのデメリット
レンタルサーバー(共用サーバー)に比べると、自由度が高い一方で、仮想サーバーの構築・運用での作業があるため管理者の負担が増えます。
また、仮想サーバーを要件に合わせて管理・設定するのには、ある程度の技術的知識が必要となります。
Xserver for Windows
レンタルサーバーシェア率No.1であるエックスサーバー株式会社から提供されている「Xserver for Windows」は、Windows搭載のVPSサービスです。
『エックスサーバー』の 高性能・高品質なインフラ環境を活かしたハイスペックなサーバーを、初期費用無料・月額1,980円(3コア/2GBメモリ)からという低コストで使うことができます。
「Xserver for Windows」の利用が向いている方は、以下の通りです。
- 低コストでWindows環境を用意したい方
- Windows環境で開発作業がしたい方
- リモートワークで本格的な資料を作成したい方
- 社内PCの一元管理がしたい方
なお、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金は、月額990円となっています。
月額利用料割引のキャンペーン時が狙い目で、キャンペーン中は月額利用料が最安クラス。
一例として、半額キャッシュバックキャンペーン中は2GBプラン(3コア/2GB)が実質月額980円から利用することができます。
初期費用も無料なので、コスパよく高性能なWindows Serverを利用したい方に向いています。
\月額利用料半額キャンペーン実施中!/Xserver for Windows 公式サイト
エイブルネット
特徴サマリ
- 老舗レンタルサーバーで信頼性抜群
- バックボーンはトータル220Gbps以上
- 圧倒的な転送量で動画配信なども対応
老舗のレンタルサーバーであるエイブルネットが提供しているVPSサービスです。全プランSSDを採用、データ転送量も無制限でビジネス用途にマッチします。
仮想デスクトッププランもあり、FXの自動売買ツール(MT4)なども利用することができるVPSです。
- 1GBプラン:月額1,540円~(最安値)
- 2GBプラン:月額2,090円~(最安値)
- 4GBプラン:月額3,850円~(最安値)
- 8GBプラン:月額5,940円~(最安値)
- 16GBプラン:月額15,400円~(最安値)
デスクトップクラウド(仮想デスクトップ)を利用する場合、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金は2800円。
ABLENETのVPSは全プランで最大10日間の「お試し」が可能です。まずはお気軽に、実際の使用感を試してみてください。
また、最低利用期間がないため「とりあえずどんな感じか試してみたい」という方にも向いています。
ConoHa for Windows Server
特徴サマリ
- 月額979円〜、初期費用無料の低価格&初期費用無料
- 「最低利用期間」がない
ConoHa for Windows Serverは、GMOインターネット株式会社(東証一部上場)が運営するサービスです。
同社が提供しているConoHa WINGでは、レンタルサーバーの中で最速のスピードを標榜しているだけあり、ConoHa for Windows Serverも速さは同価格帯のVPSと比較してもトップクラスです。
料金はメモリ1GB/月額979円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,980円〜(税込)、メモリ4GB/月額3,905円〜(税込)、メモリ8GB/月額7,700円〜、メモリ16GB/月額14,520円〜(税込)となっています。
キャンペーンではなく、常に初期費用無料です。
また、従量課金も良心的な仕組みで、月の途中から初めて月末で解約した場合、時間単位で一番安い料金に自動で変更してくれます。
ただし、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金が追加で発生する(月額770円)点だけ、注意が必要です。
ですがトータルの月額料金については、各社の中で安価な水準です。
Winserver
特徴サマリ
- 初期設定が不要
- 24時間365日の電話サポート
- スケールアップ(上位プランへの変更)が用意
Winserverは、アシストアップ株式会社が提供しているWindows VPSサービスです。
Windows Server専門のレンタルサーバー会社で、共用サーバー、VPS、さらに専用サーバーまで用意されています。
マイクロソフトのホスティングパートナーとして、シルバークラウドプラットフォームコンピテンシーを取得しているため、高い信頼性を持っています。
Winserver VPSではメモリ完全保証をうたっており、サーバー1台あたりのメモリ容量を制限・調整しています。
そのため、VPSサービスですが他ユーザーの影響を受けにくいサービスを利用することができます。
料金はメモリ1GB/月額990円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,980円〜(税込)、メモリ4GB/月額3,850円〜(税込)、メモリ6GB/月額5,830円〜(税込)と安価で、初期費用は全プランで無料。
リーズナブルな料金なので、個人でも気軽に始めることができます。
2週間のお試し期間もあるので、本契約前に使用感をじっくりお試しすることができます。
さくらのVPSfor Windows Server
特徴サマリ
- いつでもどこでもWindowsが使える
- 複数台対応で接続数に上限なし
- 複雑な操作もクリックひとつ
- Office利用可能
- スケールアップ(上位プランへの変更)が用意
「さくらのVPS」のWindows搭載プランであるさくらのVPSfor Windows Server。
ホスティングサービス老舗であるさくらのレンタルサーバーなので、安定性や信頼性は抜群。最新のWindows Server環境を、PCや携帯端末などのデバイスを問わず利用できるサービスです。
料金は、W1Gプラン/月額1100円、W2Gプラン/月額2200円、W4Gプラン/月額4290円、W8Gプラン/月額8470円、W16Gプラン/月額15950円となっています。
初期費用はどのプランも無料です。
サーバーのスペックが足りなくなったときは、上位プランへ変更ができる「スケールアップ」機能も用意されています。
さくらのVPSfor Windows Serverは2週間おためし機能が用意されているので、まずはお気軽に使用感を確かめてみましょう。
お名前.comデスクトップクラウド
特徴サマリ
- 初期設定が不要
- 24時間365日の電話サポート
お名前.comデスクトップクラウドは、国内大手のGMOインターネット(東証一部上場企業)が提供しているデスクトップクラウドサービスです。
データセンター内にあるWindowsサーバーをリモートデスクトップで利用できるサービスです。
料金はメモリ1.5GB/月額990円〜(税込)、メモリ2.5GB/月額1,430円〜(税込)、メモリ4GB/月額2872円〜(税込)、メモリ8GB/月額4,335円〜(税込)と安価で、初期費用は全プランで無料。
リーズナブルな料金なので、個人でも気軽に始めることができます。
お名前.comデスクトップクラウドでは2020年8月25日より、サービス品質保証制度(SLA)を導入しました。
99.99%以上の月間サーバ稼働率を保証し、万が一この水準を下回った場合、返金措置を適用する
という内容で、安定稼働の面でも信頼できるサービスです。
WebARENA Indigo
WebARENA Indigoは、NTTPCコミュニケーションズが提供しているWindows VPSです。月額748円からという低料金で利用可能。
料金はメモリ1GB/月額748円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,496円〜(税込)、メモリ4GB/月額2,926円〜(税込)、メモリ8GB/月額5,885円〜(税込)と安価で、初期費用は全プランで無料。
Windowsのプランとして、メモリ1GBから32GBまで幅広く用意されています。
Windows Serverリモートデスクトップの「SALライセンス」を利用することで、月額1,430円からWindowsのリモートワーク環境を利用することができます。