WebDAVとは
ファイル共有(WebDAV)とは、サーバ内の指定ディレクトリを複数の利用者で共有できるサービスです。クライアント⇆サーバー間のファイル転送といえば「FTP」が有名ですが、WebDAVはFTPを使わずに、サーバーとファイルをやり取りします。
接続は、Windowsの機能や専用のWebDAVクライアントを利用します。
この記事では、WebDAVを利用できるレンタルサーバーをまとめました。
さくらのマネージドサーバー
さくらのマネージドサーバーでは、WindowsのフォルダやWebDAVクライアントを利用して、複数人でファイルの共有が可能です。
設定はシンプルですぐに利用でき、セキュアな環境で利用することができます。
2週間お試しも用意されています。
ロリポップ!レンタルサーバー
ロリポップ !レンタルサーバーとは、GMOペパボ株式会社が運営しているレンタルサーバーです。
サービススタートはインターネット黎明期の2001年で、長い運営歴を持っている老舗です。
ロリポップ!では、「エコノミープラン」・「ライトプラン」・「スタンダードプラン」でWebDAVを利用することができます。
簡単な設定で、サーバー上のファイルをFTPソフトなどを使うことなく、利用者のPCから直接アクセスできるようになります。
自分のパソコンのフォルダにアクセスするような感覚でサーバー上のファイルを操作できるため、レンタルサーバーをクラウドストレージとして利用することができます。
※ただし、アカウントは1つしか利用できない点に注意が必要です。
クレジットカード情報の入力が必要ない「10日間お試し期間」もありますので、本契約前に、使い勝手をじっくりチェックすることが可能です。
ヘテムル
ヘテムルは、ロリポップ!と同じGMOペパボ株式会社が提供するレンタルサーバーです。
オールSSDで高速な処理を実現しており、ロリポップ!と比べて月額料金はやや高めですが、高性能をウリにしているレンタルサーバーです。
ヘテムルでは、コントロールパネル内「 FTPアカウント 」より、WebDAVの設定を有効にするだけで利用することができます。メインFTPアカウント、サブFTPアカウントごとに有効・無効の切り替えができます。
また、ロリポップ!とは違い、WebDAVアカウントを複数作成することも可能です。
CPI
CPIレンタルサーバーは、KDDIウェブコミュニケーションズが運営するホスティングサービスです。
専用サーバー マネージドプランで、WebDAVが無料で利用できます。サーバー領域の一部を共有フォルダとして公開し、複数のユーザー間でファイル共有ができます。
CPIは、1つのサーバー契約で、ウェブサーバーとメールサーバーのハードウェアを分離して運用するというユニークなサービスを提供しています。
また、法人利用率は9割を超えており、迷惑行為をする利用者が少ない共用サーバーでもあります。
それらの特徴から、安定性が高い運用を提供しています。
法人利用でWebDAVを利用したい場合、検討する価値のあるサービスとなっています。
WebARENA SuiteX
WebARENA SuiteXは、NTTPCが運営するビジネス向けレンタルサーバーです。
法人向けということもあり、大容量で高速なため、会社の共有フォルダとして使ったり、ファイルサイズの大きいデータのやり取りも向いています。
定期自動バックアップ、IPS・DoS対策など、セキュリティ機能も充実しているので、確実性が求められるビジネスの現場で利用したいサーバーです。
KAGOYA マネージド
KAGOYAは、主に法人向けレンタルサーバーにおいて定評のあるサービスを提供しています。さまざまなプランが用意されていますのが、その中でも、専用サーバーであるKAGOYA マネージドで、WebDAVを利用することができます。
専用サーバーの中では比較的安価に利用することができます。