ownCloudが利用できるレンタルサーバー
ownCloudとは、オンラインにストレージを構築することができるサーバー・クライアント型ソフトウェアです。
オープンソースで提供されており、無償で利用することが可能。DropboxやGoogleDriveなどのオンラインストレージのように、Webブラウザからアクセスしてファイルのやりとりをすることができます。
テレワークでのファイル共有や、取引先とのファイルの受渡しにも最適です。
最近のレンタルサーバーでは、ディスク容量が300GB〜という大容量が当たり前になってきています。
一方で、一般的なWebサイト運営においては、到底使い切れるサイズではなく、持て余しているというユーザーが多いのも事実。
ownCloudをインストールして、自分専用のファイルストレージとして利用すれば、ストレージの余剰分を有効活用することができます。
共用サーバーで、ownCloudを利用する場合のおすすめです。
Linux(Unix)系のVPSサービスでも、ownCloudを利用することができます。
共用サーバー
エックスサーバー
初期費用 | 3,000円 |
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月額料金 | 990円~ |
無料お試し期間 | 10日間 |
容量 | SSD300GB |
転送量目安 | 600GB/日 |
データベース (MySQL) |
無制限 |
ブロガー、アフィリエイターからの人気が高いのがエックスサーバーです。サービススタートは2003年と運営歴が長く信頼性があります。
ownCloudの利用手順としては、ownCloud公式ページのダウンロードページからダウンロードして、手動で「public_html」直下などに配置するだけなので簡単です。
また、Webサイト用に借りているエックスサーバーの、ストレージの余り分を有効活用する手段としても有効です。
ディスクスペースはもっとも安価なスタンダードプランでも300GBありますので、大半のユーザーが余らせています。
簡単な手順で、自分専用の大容量オンラインストレージを作ることができます。
国内シェアNo.1の資金力を生かして、最新のサーバースペックに短期間で更新されるため、いつ契約しても最新スペックのレンタルサーバーを利用することができます。
WordPressのページ表示が速いためSEOに有利です。さらに同時アクセス集中時の安定性はピカイチで、一度に大量のアクセスがあっても耐えてくれます。
アクセスが増えてきた中〜上級者でも満足できるパフォーマンスを提供してくれます。
また利用者が多いので、わからないことがあった時もノウハウが溜まっているため調べやすく、初心者にもおすすめのレンタルサーバーです。
ちなみに、Xserverが提供するクラウドストレージサービスの「Xserverドライブ」でも、X10プランにownCloudをインストールしたような動作をすることができます。
ownCloudをインストールするのが面倒だったり、クラウドストレージ専用に利用する予定であれば、「Xserverドライブ」の利用も検討の余地があります。
エックスサーバーに関連する記事を特集しています
当ブログでは、エックスサーバーに関する情報を特集を組んでまとめています。
実際にエックスサーバーを長年利用して得た知識や所感をベースに、他社サーバーとの比較などを掲載しています。
ご興味がありましたら、他記事もぜひご覧ください。レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。
ロリポップ!
初期費用 | 1,500円~ |
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月額料金 | 500円〜 |
無料お試し期間 | 10日間 |
容量 | HDD150GB |
転送量目安 | 100GB/日 |
データベース (MySQL) |
30個 |
ロリポップ!は、月額料金の圧倒的な安さが特徴(業界最安値)です。とにかく安くwordpressサイトを作りたい!というユーザーが選んでいます。
ロリポップ!では「ownCloud簡単インストール」が用意されているため、難しいコマンドやファイル操作なしに、ownCloudを利用開始することができます。
公式サイトでも利用手順がまとまっているため、非常にわかりやすいですね。
ロリポップ!は、GMOインターネット株式会社(東証一部上場)のグループ企業であるGMOペパボ株式会社が運営しており、運営歴が長く信頼性は高いです。
- 月額料金がもっとも安い
- WordPressの導入も簡単
- サービス運営歴も長く、信頼性が高い
最も安いエコノミープランの月額料金は、なんと100円(税抜)! 缶コーヒーよりも安い価格で、サイト運営やWebメールのほか、ブログサービスまで使えてしまいます。
※エコノミープランはownCloudは利用できません
mixhost
初期費用 | 0円 |
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月額料金 | 880円~ |
無料お試し期間 | 10日間 |
容量 | SSD150GB |
転送量目安 | 2TB/月 |
データベース (MySQL) |
無制限 |
mixhostは、アズポケット株式会社が提供するレンタルサーバー(ホスティング)サービスです。
サービス開始は2016年からと、まだ新しいサービスですが、運用サイト数は20万件を超えています。
もっとも安価なスタンダードプランでも、ディスク容量は300GB。一般的なWebサイト運用では余るため、有効活用することができっます。
mixhostは、業界大手企業(エックスサーバーやGMOインターネット)と比べれば、企業規模こそ小さいものの、サービスの品質は肩を並べる、質の良いサービスを提供しています。
私は実際にmixhostを借りて数十万PV規模のWebメディアを運営(運営期間3年)しています。新着記事がニュースサイトに掲載される仕組みを構築しており、数百ユーザーが同時アクセスすることも珍しくありません。
そんな時でも、これまでアクセス過多によるサーバーエラーは一度も起きませんでした。安定性という意味で、とても信頼の置けるサービスです。
WordPressの表示速度は相当速く、数値化するのは難しいですが、体感としてはエックスサーバーと比べて劣るような印象は一切ありません。
また、Wordpressの管理画面もサクサク動くので、記事執筆も快適です。
エックスサーバー推しな当ブログですが、もしエックスサーバーが選べないとすれば、mixhostをオススメします。
- SSL化などの設定が簡単
- 過去14日分を無料で自動バックアップ
- 高速Webサーバー「LiteSpeed」を採用
エックスサーバーと同様に、ユーザーが多く知見も溜まっているので、検索したときに答えにたどり着きやすいですね。
mixhostに関連する記事
当ブログでは、mixhostに関する記事を特集しています。
実際にmixhostを契約して得られた知識をベースに記事を執筆していますので、レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。
VPSサービス
ConoHa VPS
ConoHa VPSは、一部上場企業であるGMOが運営するVPSサービス(仮想専用サーバー)です。
豊富なテンプレートイメージと高速SSDによって、たったの25秒で「今すぐ使える」サーバーが作れます。
初期費用なし、月額682円から使えるコスパの良さも魅力。
料金は改定されることも多いため、最新の情報を公式ページでチェックしてください。
■ConoHa VPS
⇒https://www.conoha.jp/
ConoHa VPSは、日本マーケティングリサーチ機構(JMR)による調査で「ITエンジニアが使いたいVPS」「WordPress「KUSANAGI」利用者満足度」「Minecraftマルチプレイ利用者満足度」の3部門においてNo.1を獲得しています。
第3者機関から評価されている、信頼性が高いサービスであることがわかります。
サーバーを追加する際に、サービスに合わせたテンプレートを選択することで、サーバー作成と同時にOSのインストールやアプリケーションサーバーの構築が完了するため、PaaS的なイメージで使うことが可能です。
一方で、Webアプリケーションを公開するまでの設定は必要になりますので、サーバー構築のノウハウがあって、MongoDBを利用してみたいユーザーに最適です。
ConoHa VPSを3ヶ月以上ご利用の場合、おトクな長期利用割引きっぷが用意されています。きっぷの有効期間が長ければ長いほど割引率がアップし、よりおトクにConoHa VPSを利用できます。
オススメポイント
- OSやアプリケーションサーバの設定が楽
- UIがキレイでわかりやすい
- SSD標準で超高速
- 初期費用無料
デメリット
- 試用期間がない
さくらのVPS
さくらのVPSは、レンタルサーバー老舗のさくらインターネットが運営する仮想専用サーバーです。運営歴が長いさくらインターネットなので、しっかり維持されている信頼性の高いサービスです。
VPSサービスの一種ではありますが、CPU/メモリ/ディスク等のハードウェアを管理せずに利用できるサービスであるため、IaaS的な使い方をすることが可能です。
料金体系は、月額固定料金で始められるため安心感があります。月額643円〜、初期費用0円とコストパフォーマンスも高く、気軽に借りることができます。
さくらのVPSを使いこなすにはWebアプリケーションを公開するための設定が必要です。
そのため、サーバー構築の知識があって、ownCloudを利用してみたい人に向いています。
サーバーのスペックが足りなくなった場合、上位プランへの移行である「スケールアップ」機能を利用することで対応することができます。(ただし、スケールダウンができない)
データセンターの場所を石狩、大阪、東京の3箇所から選べるのもユニークですね。
2週間お試し期間が用意されているので、気軽に試してみることができますよ。
オススメポイント
- 運営企業の歴史が古く、信頼性が高い
- 月額固定料金で安心して使える
- メールサポートが受けられる
- 豊富なプランから選べる
デメリット
- スケールアップはできるが、スケールダウンができない
KAGOYA CLOUD VPS
「KAGOYA CLOUD VPS」は、カゴヤ・ジャパンが運営する高品質のVPS(仮想専用サーバー)です。
カゴヤ・ジャパンは1998年からISPサービスの提供を開始した老舗のレンタルサーバー会社です。自社でデータセンターを持っていたり、リスク対策が充実しているため、安定性・信頼性に長けたサービスを展開しています。
「KAGOYA CLOUD VPS」は10年以上の運営実績があり、安定性も高くビジネス用途で選ばれることも多いですね。
初期費用無料、日額料金20円から使える低価格となっており、月額上限料金も定められているためコスト計算がしやすい契約体系です。
電話サポートもついているため、安心して利用することができます。
さまざまなOSのテンプレートを用意しているので、希望の環境を簡単に構築することができます。
※「KAGOYA CLOUD Iaas」と呼ばれるIaasサービスもスタートしています。Iaasだけのサービスとして、サーバーとディスクを自由に組み合わせることができて、柔軟なスペック変更をすることができます。
オススメポイント
- 全プラン初期費用無料で月額円~から利用可能。(日額20円~)
- アプリケーションパックで簡単初期設定
- いつでもスケールアップ可能
- 365日電話・メールサポート
- 安定の稼働率99.999%
デメリット
- お試し期間がない
ownCloudにおすすめのレンタルサーバーまとめ
共用サーバーで、ownCloudを利用する場合のおすすめです。
Linux(Unix)系のVPSサービスでも、ownCloudを利用することができます。