Misskey(ミスキー)が使用可能なレンタルサーバー
Misskeyとは
Misskeyとは、Twitterによく似たSNSサービスで、Webエンジニア・しゅいろさんらによって2014年より開発・公開されています。
オープンソース(無償で一般公開)されており誰でも利用することが可能です。
Twitterと異なる点としては「分散型SNSサービス」という特徴を持ち、中心となるサーバーはなく、多数の「インスタンス」と呼ばれるサーバーで分散管理されることです。
各インスタンスは有志によって立ち上げられており、ユーザーがMisskeyに参加する場合、どのインスタンスに参加するか決定した上でアカウントを作成します。
多くのインスタンスは、同じ趣味嗜好や属性・地域のユーザーが集まっていて、参加した瞬間から同じ話題を共有することができます。
インスタンスごとにユーザーが異なるMisskeyでは、クローズドなコミュニティを楽しむツールだと考えられがちです。Twitterのようにオープンな世界を享受できないのでは?とお考えになるかもしれません。
しかし、Misskeyでは全てのインスタンス同士で他のインスタンスのユーザーとやりとりすることが可能で、別インスタンスのユーザーをフォローしたり、投稿(ノート)にリアクションしたりすることができます。
Misskeyとよく似た分散型SNSとしては、Mastodon(マストドン)の存在が挙げられます。
文字数制限が緩い
Misskeyでは文字数制限が3000文字と緩いのが特徴の一つです。Twitterに用意されているような機能はほぼ網羅されており、投稿に対して返信して会話したり、投稿(ノート)を引用して投稿することなどが可能です。(リノート)
他にも、どのタイムラインにノートを表示するのか、公開範囲を設定することや、ノートの内容を閲覧者の操作を受け付けてから表示させるCW(Contents Warning)機能も実装されています。主にネタバレ防止などに役に立つ機能ですね。
文字以外にも機能が豊富
文字だけのノートのほか、アンケート実施、画像や動画の添付、オーディオファイルなど任意のファイルを付けたノートを作成することも可能です。
この記事では、
- Misskeyが使用できるサーバーの種類・特徴
- オススメのVPS・クラウドサーバー
Misskeyでインスタンスを構築することが出来るレンタルサーバーをご紹介しています。
Misskeyをインストール可能な条件
Misskeyのインスタンスを作成するためには、VPSサーバーを借りてLinux系のコマンドを少々叩く必要があります。
共用サーバー(普通のレンタルサーバー)では、LinuxなどのOSは使うことが出来ませんのでVPS(仮想的に専用サーバとして使える)を使わなければなりません。
また、共用サーバーでは複数人で1つのサーバーを使う仕組みです。そのため、1利用者がサーバーの管理権限を持つことができません。
そのため、Misskeyを動かすために必要なアプリケーションがサーバーに入っていなかった場合、それらを追加でインストールすることができません。
さらに、インスタンスの利用人数が増えてきた場合など、負荷対策の面から見ても共用サーバーはおすすめできません。
オススメの共用/VPSサーバー
ここでは、Misskeyのインスタンスを立ち上げ可能で、問題なく動作するレンタルサーバーについてご紹介していきます。
通常のレンタルサーバーと、クラウド・VPS型のレンタルサーバーの違いについては以下にまとめています。
共用レンタルサーバーとクラウド・VPSサーバーの違いは?
レンタルサーバー(共用サーバー)とは
レンタルサーバーはメール、Web、DBなどのアプリケーション(機能)を、OSの管理等を行わずに気軽に利用できるサービスです。ただし、利用できるのはベンダーから提供される機能に限定されます。
「共用サーバー」と呼ばれており、物理的な1台のサーバーを複数ユーザーがまとまって利用する仕組みで、他のユーザーの影響を受けやすいデメリットがあります。
身近なもので例を挙げるとシェアハウスのようなイメージです。
クラウド・VPSサーバーとは
一方でクラウド・VPSサーバーは、複数ユーザーがリソースを共有している点はレンタルサーバーと同様ですが、1台の物理サーバー内に、契約者ごとに独立した専用サーバーを仮想的に構築するため、レンタルサーバーよりも他ユーザーの影響を受けにくい作りです。
VPSは管理者権限を渡されているためOSを管理する必要があります。その代わり、アプリケーション・OSについても選択できるため、非常に自由度が高いです。
クラウド・VPSサーバー
Xserver VPS
レンタルサーバーシェア率No.1であるエックスサーバー株式会社から提供されている「Xserver VPS」は、安定した環境を提供するVPSサービスです。
『エックスサーバー』の 高性能・高品質なインフラ環境を活かしたハイスペックなサーバーを、初期費用無料・月額664円〜(3コア/2GBメモリ)からという低コストで使うことができます。
Misskeyが実行可能な状態でイメージ化されており、管理画面の「イメージタイプ」から「Misskey」を選ぶことでサーバーへ自動でインストールされます。
「Xserver VPS」の利用が向いている方は、以下の通りです。
- 低コストで高パフォーマンスのVPS環境を用意したい方
-
アプリイメージを利用してMisskeyを簡単に利用したい
月額利用料割引のキャンペーン時が狙い目で、キャンペーン中は月額利用料が最安クラス。
一例として、月額利用料20%キャンペーン中は2GBプラン(3コア/2GB)が実質月額664円から利用することができます。
初期費用も無料なので、コスパよく高性能なVPSサービスを利用したい方に向いています。
デメリット
- 試用期間がない
\月額利用料20%OFFキャンペーン実施中!/Xserver VPS 公式サイト
ConoHa VPS
ConoHa VPSは、一部上場企業であるGMOが運営するVPSサービス(仮想専用サーバー)です。
豊富なテンプレートイメージと高速SSDによって、たったの25秒で「今すぐ使える」サーバーが作れます。
初期費用なし、月額682円から使えるコスパの良さも魅力。
料金は改定されることも多いため、最新の情報を公式ページでチェックしてください。
■ConoHa VPS
⇒https://www.conoha.jp/
ConoHa VPSは、日本マーケティングリサーチ機構(JMR)による調査で「ITエンジニアが使いたいVPS」「WordPress「KUSANAGI」利用者満足度」「Minecraftマルチプレイ利用者満足度」の3部門においてNo.1を獲得しています。
第3者機関から評価されている、信頼性が高いサービスであることがわかります。
サーバーを追加する際に、サービスに合わせたテンプレートを選択することで、サーバー作成と同時にOSのインストールやアプリケーションサーバーの構築が完了するため、PaaS的なイメージで使うことが可能です。
一方で、Webアプリケーションを公開するまでの設定は必要になりますので、サーバー構築のノウハウがあって、Webアプリケーションを公開してみたいユーザーに最適です。
ConoHa VPSを3ヶ月以上ご利用の場合、おトクな長期利用割引きっぷが用意されています。きっぷの有効期間が長ければ長いほど割引率がアップし、よりおトクにConoHa VPSを利用できます。
オススメポイント
- OSやアプリケーションサーバの設定が楽
- UIがキレイでわかりやすい
- SSD標準で超高速
- 初期費用無料
デメリット
- 試用期間がない
さくらのVPS
さくらのVPSは、レンタルサーバー老舗のさくらインターネットが運営する仮想専用サーバーです。運営歴が長いさくらインターネットなので、しっかり維持されている信頼性の高いサービスです。
VPSサービスの一種ではありますが、CPU/メモリ/ディスク等のハードウェアを管理せずに利用できるサービスであるため、IaaS的な使い方をすることが可能です。
料金体系は、月額固定料金で始められるため安心感があります。月額643円〜、初期費用0円とコストパフォーマンスも高く、気軽に借りることができます。
さくらのVPSを使いこなすにはWebアプリケーションを公開するための設定が必要です。
そのため、サーバー構築の知識があって、Webアプリケーションを公開してみたい人に向いています。
サーバーのスペックが足りなくなった場合、上位プランへの移行である「スケールアップ」機能を利用することで対応することができます。(ただし、スケールダウンができない)
データセンターの場所を石狩、大阪、東京の3箇所から選べるのもユニークですね。
2週間お試し期間が用意されているので、気軽に試してみることができますよ。
オススメポイント
- 運営企業の歴史が古く、信頼性が高い
- 月額固定料金で安心して使える
- メールサポートが受けられる
- 豊富なプランから選べる
デメリット
- スケールアップはできるが、スケールダウンができない
Misskey向けレンタルサーバーオススメ
Misskeyをインストール可能なレンタルサーバーについてでした。
一般的な共用レンタルサーバーと違って、VPS(仮想専用サーバー)ではWebアプリケーションを公開するための知識が必要です。
中でも、Misskeyのコンテナテンプレートやスタートアップスクリプトが用意されているXserver VPS、ConoHa VPSやさくらのVPSでは、専門的な知識が比較的少なく済みます。
独自ドメインのオススメ
Misskeyのインスタンスを立ち上げるためには、今回おすすめしたレンタルサーバーの申し込みと同時に、独自ドメインの取得も必要となってきます。
以下、オススメのドメイン会社です。合わせて、ご利用してみてください。