エックスサーバーと良く比較されるレンタルサーバー4社
エックスサーバーが優れたレンタルサーバーであることは間違いないのですが、他社のレンタルサーバーについても優れたサービスは存在します。
そこで今回は、エックスサーバーとライバルの他社サービスについて、徹底比較していきます。
いずれも、WordPressに最適化されたレンタルサーバーです。レンタルサーバー選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
エックスサーバーとは
エックスサーバーは、株式会社エックスサーバーが2003年から提供する国内シェアNo.1のレンタルサーバーです。運用Webサイト数は220万件を超え、信頼性が高く安心して申し込むことができます。
実際、私の周りにいるブロガー・アフィリエイターで「エックスサーバーを使っていない。」という人の方が圧倒的に少なく、使用感についても満足度が高いという印象です。
独自ドメイン永久無料特典や初期費用無料など、キャンペーンも頻繁に実施しており、お得なサービスを提供しています。
■エックスサーバー
⇒https://www.xserver.ne.jp/
エックスサーバーとWordpressの相性は抜群
エックスサーバーは、Wordpressブログとの相性が抜群です。
- WordPressを簡単にインストールできる
- WordPressブログの表示スピードが速い(SEOに強い)
- 他社のサーバーからの引っ越しも簡単
「Wordpress簡単インストール機能」では、ブログ名やユーザー名、パスワードなど数項目を入力するだけで自動でインストールしてくれます。特別な知識は不要で、簡単にブログをスタートすることが可能です。
エックスサーバー速さの秘密
エックスサーバーは、Wordpressの表示スピードに定評があります。
エックスサーバーの速さの秘密を紐解いていきましょう。Wordpressの表示を高速化するために、様々な技術を採用しています。
まずストレージ(SSD)はオールNVMe RAID10構成で、スピードの速さや対障害性能の高さを持たせています。
RAID10…バックアップ体制の用語。RAID1、RAID2など末尾の数値によってバックアップ方法が変わる。
RAID10は、負荷を分散して高速にアクセスすることができる「ストライピング」と、サーバーのデータを丸ごと2つにコピーして保存する「ミラーリング」を組み合わせたバックアップ方法のこと。
サーバーのハードウェアスペックも抜群です。
現在のスペックは、CPUは128コア、メモリは1TB。CPU・ストレージ・メモリの性能は、サーバーを選ぶ際に大切なポイントになります。
エックスサーバーでは、半年〜1年のペースでスペックが向上しています。つい半年ぐらい前までメモリは512GBでしたので、驚くほどの進化を短期間で遂げています。
wordpressブロガーの求める機能を、提供し続けているのがエックスサーバーです。
契約件数が多く、資金が潤沢なため設備投資を頻繁に行えるのでしょう。
エックスサーバーのライバル4社の詳細
エックスサーバーと比較されやすいサービス4社について、詳細をご紹介します。
mixhost
初期費用 | 0円 |
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月額料金 | 880円~ |
無料お試し期間 | 10日間 |
容量 | SSD150GB |
転送量目安 | 2TB/月 |
データベース (MySQL) |
無制限 |
mixhostはかなりサービスレベルが高いレンタルサーバーです。
私は実際にmixhostを借りて数十万PV規模のWebメディアを運営(運営期間3年)しています。新着記事がニュースサイトに掲載される仕組みを構築しており、数百ユーザーが同時アクセスすることも珍しくありません。
そんな時でも、これまでアクセス過多によるサーバーエラーは一度も起きませんでした。安定性という意味で、とても信頼の置けるサービスです。
WordPressの表示速度は相当速く、数値化するのは難しいですが、体感としてはエックスサーバーと比べて劣るような印象は一切ありません。また、Wordpressの管理画面もサクサク動くので、記事執筆も快適です。
エックスサーバー推しな当ブログですが、もしエックスサーバーが選べないとすれば、mixhostをオススメします。
唯一の弱点としては、Cpanelと呼ばれる管理画面の使用感が独特な点です。使いやすさに定評のあるエックスサーバーの管理画面(サーバーパネル)に比べると、やや分かりにくいこともあります。
ただし、すぐに慣れますのでほとんど問題ないですね。
エックスサーバーと同様に、ユーザーが多く知見も溜まっているので、検索したときに答えにたどり着きやすいですね。
- 高速Webサーバー「LiteSpeed」を採用
- 過去14日分を無料で自動バックアップ
- SSL化などの設定が簡単
お名前.comレンタルサーバー
GMOインターネット株式会社が提供するお名前.comレンタルサーバーは、エックスサーバーとよく比較されるサービスです。
お名前.comといえばドメイン登録サービスが思い浮かびますが、実は同名でレンタルサーバーのサービスも展開しています。
東証1部上場企業のGMOグループですから、信頼性が高く安心して運用することができますね。
GMOインターネット株式会社は、ドメイン貸与サービスをする「レジストラ(ドメイン名登録機関)」です。ドメインを提供する企業は「レジストラ」と呼ばれており、一部の限られた、信頼性の高い企業でしか提供ができません。
実感として、表示速度はエックスサーバーが気持ち速いように感じますが、安定性は互角な印象です。お名前.comサーバーも、サービスの品質は高いレベルにあります。
ドメインをサーバーと一緒に申込むとドメイン代が実質無料となる点も、メリットですね。
Conoha Wing
ConoHa Wingもwordpressブロガーに人気のレンタルサーバーです。東証1部上場企業のGMOインターネットのGMOクラウド株式会社が運営しています。
表示スピードに定評があり、あくまでも自社での計測ですが「国内最速」を謳っています。
技術面では、エックスサーバーも搭載されている、Wordpress等のCMS(コンテンツマネジメントシステム)を高速表示するための「KUSANAGI(くさなぎ)」を搭載。
他にも、Wordpressテーマを割引価格で購入できたりするので、Wordpressブログとの相性は抜群です。
また、他社にない強みとして、サーバーの引っ越し代行を格安で実施しています。今お使いのレンタルサーバーに不満がある場合は、検討の余地があるサービスですね。
対象 | 国内の他社レンタルサーバーで独自ドメインを使用してWordPressを運用しており、 ConoHa WINGをご契約の上、移行を希望されるお客様 |
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基本料金 | 7,678円/サイト |
驚くべきは、引っ越し料金の安さで破格の7,678円。ありえないぐらいに安い設定と言えます。
この金額で、サイトデータ移行、SSLの再設定、DNS設定など自分ではやりたくない面倒な作業を全て代行してくれます。
ColorfulBox(カラフルボックス)
初期費用 | 0円(3ヶ月以上の契約の場合) |
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月額料金 | 480円~ |
無料お試し期間 | 30日間 |
容量 | SSD30GB |
転送量目安 | 2TB/月 |
データベース (MySQL) |
無制限 |
カラフルボックスは2018年にスタートした新しいサービスです。とにかくサーバーのスペックが高いことが特徴で、Webサイトの高速化に関するオプションも充実しています。
- 高速Webサーバー「LiteSpeed」を採用
- 過去14日分を無料で自動バックアップ
- 申し込み後もプラン変更可能
無料お試し期間も30日間と長く、月額料金も480円~と安く始められるのもポイント。しかも料金プランの変更も簡単にできるため、財布と相談して柔軟に料金を変更することができます。
契約期間が1か月の場合のみ初期費用が2000円かかりますが、3か月以上の契約なら無料です。
WordPressに必要なデータベース(MySQL)は全プランで無制限使えるので、1つのサーバーに複数のWordPressをインストールする事も可能です。簡単インストール機能があるので手間もかかりません。
また、東京と大阪からリージョン(データ保存場所)を選べるのもユニークなサービスです。
本格的な運用を目指すユーザーにオススメのレンタルサーバーですね。
これだけ抑えて!レンタルサーバー選びのポイント
レンタルサーバー選びをする際に、間違いないサーバーを選ぶための基準を解説します。
ページ表示スピード
とにかく、ページ表示スピードは大切な項目です。
表示スピードが速いサイトは、Google検索で上位表示が優遇されるためです。これはGoogleから正式にアナウンスのある項目になります。
WordPressの使い勝手
WordPressの表示スピードや、インストールのしやすさについても確認しておきましょう。
現在では、多くのレンタルサーバーでWordpressの簡単インストール機能が提供されています。
ちなみにエックスサーバーでは、契約時or契約後にサーバーパネル(管理画面)からワンクリックでWordpressをインストールできるWordpress簡単インストール機能が提供されています。
エックスサーバーでブログを作ろう!申し込み手順とwordpress設定を解説!
料金が適正か
初期費用、月額費用を数社比較しましょう。
例えば容量が200GB〜300GBのプランであれば、どこのレンタルサーバー会社でも900円から1000円程度の月額料金で提供されているのが普通です。
データ容量と転送量
サーバーのデータ容量と転送量についてもチェックしておく必要があります。
一例として、私が6年間運営しているメディアにて、1000記事以上のストックがあってようやく30GB程度の容量となります。ですので、100GB程度あれば十分な大容量です。
たまに30GB〜50GB程度しかデータ容量のないレンタルサーバー会社もあるので注意が必要です。とはいえ、今回ご紹介した4社については十分以上の大容量となっているのでご安心ください。
また、データ転送量についても確認しておく必要があります。一般的なWebページのファイルサイズは1ページあたり「1.0MB ~ 3.0MB」くらいと言われています。
主に動画や画像が全容量の7割以上を占めていて、動画や画像を多用する場合、データ転送量は大切な選定基準の一つです。
仮に、月間10万PVのホームページを作る場合を考えてみましょう。
かなりざっくりとしていますが、ひと月を30日だとして、1日あたりの必要転送量は10GB程度です。
データ転送量の表記が、想定した転送量を下回らない基準となっているレンタルサーバーを選びましょう。
今回ご紹介したレンタルサーバーについては、1TB〜3TB程度という大容量を誇るサービスがメインです。
サポートの品質
電話・メールサポートの有無や品質についてもチェックしておきましょう。品質の高いレンタルサーバーでも、オペレーターの対応が悪いと設定や不具合の解消の際に適切なサポートを受けられません。
なお、エックスサーバーの口コミについては以下の記事でまとめています。
エックスサーバーの口コミ・評判を徹底チェック!ユーザー目線の使用レビューをご紹介。
WordPressに最適化されたレンタルサーバーで快適なブログライフを!
以上、Wordpressに最適化された、エックスサーバーと並んで人気のあるレンタルサーバーについてご紹介でした。
いずれもWordpressとの相性が良く、表示スピードも抜群です。
レンタルサーバー選びでは、料金や表示スピード、サポートの品質などをしっかりチェックして選ぶと後悔がありません。
サーバーの引っ越しはかなり面倒ですので、自分のブログ・メディアにマッチしたサーバーを選べると良いですね。
エックスサーバーに関連する記事
当ブログでは、実際にエックスサーバーを長年利用して得た知識や所感をベースに、エックスサーバーに関する記事を特集しています。
レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。
- [完全解説]XサーバーでWordPressサイトを作る方法
- エックスドメインとエックスサーバーでサイトを作ろう。設定手順。
- エックスサーバーの「wpXブログ」って稼げるの?無料で気軽だけどデメリットもあり。
- エックスサーバーの料金プランを解説!便利な機能もご紹介。
- エックスサーバーに独自ドメインを設定しよう!新規ドメインの取得方法も解説。
- エックスサーバーのキャンペーン「無料ドメイン」のデメリット。
- エックスサーバーに相性の良いWordPressテーマ7選!
- エックスサーバーのFTP設定と接続方法について解説。
- エックスサーバーのログイン方法やサーバーパネルの使い方を解説。
- エックスサーバー株式会社とは。業績や沿革について。レンタルサーバー以外の事業もご紹介。
- エックスサーバーのメール設定。アカウント追加や使い方を解説。
- おすすめのレンタルサーバー5選【WordPressブログ初心者に最適】