エックスサーバーとConoha WINGを徹底比較
XServer(エックスサーバー)とConoHa WINGで迷っている方に向けて、違いをまとめました。
私は両方のサーバーでそれぞれメディアを運営しています。
そこから得られた知見を元に、それぞれどんな方におすすめなのか検証します。
結論から言うと、両者に優劣はつけがたく、どちらも優れたレンタルサーバーです。
安定性・信頼性や使い勝手重視→エックスサーバー
ページ表示スピード重視→ConoHa WING
という住み分けです。
詳細を解説していきます。
プラン一覧
それぞれのプラン一覧をご紹介します。まずは、エックスサーバーから。
公式サイト | プラン | 初期費用 | 月額料金 | 年間料金 | 容量(GB) |
https://www.xserver.ne.jp/ | エックスサーバー スタンダード | 3,300円 → 【12ヶ月以上の契約で0円】 | 1,100円 | 13,200円 | 300 |
https://www.xserver.ne.jp/ | エックスサーバー プレミアム | 3,300円 → 【12ヶ月以上の契約で0円】 | 2,200円 | 26,400円 | 400 |
https://www.xserver.ne.jp/ | エックスサーバー ビジネス | 3,300円 → 【12ヶ月以上の契約で0円】 | 4,400円 | 52,800円 | 500 |
以前はX10、X20、X30というプラン名でしたが、スタンダード・プレミアム・ビジネスのプラン名に変更されています。
表の年間料金は、1年契約での金額です。
36ヶ月契約(長期契約)の場合の最安料金は、990円〜となっています。
続いて、ConoHa WINGのプラン一覧です。
公式サイト | プラン | 初期費用 | 月額料金 | 年間料金 | 容量(GB) |
https://www.conoha.jp/wing/ | Conoha WING ベーシック | 無料 | 911円 | 10,929円 | 300 |
https://www.conoha.jp/wing/ | Conoha WING スタンダード | 無料 | 2,145円 | 25,740円 | 400 |
https://www.conoha.jp/wing/ | Conoha WING プレミアム | 無料 | 4,290円 | 51,480円 | 500 |
Conoha WINGでは、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」と3種類のプランが提供されています。
表の年間料金は、1年契約での金額です。
36ヶ月契約(長期契約)の場合の最安料金は、グッと割引が効いて660円〜となっています。
それぞれ、月額料金の割引キャンペーンはほぼ常時実施されているため、キャンペーン価格(実質の料金)を掲載しています。
次章からは主に、エックスサーバーのスタンダードプラン、Conoha WINGのベーシックプランについて比較します。
エックスサーバーとConoha WINGを選ぶべきユーザー
XServer(エックスサーバー)とConoHa WINGを選ぶべきユーザーは、結論から言うと以下になります。
エックスサーバーを選ぶべきユーザー
- 老舗&利用者数No.1で信頼性・安心感がある
- 使い勝手の良い管理画面が欲しい
- ページの表示速度が速い方が良い
また、国内シェアNo.1の契約件数を誇ります。ネット上に情報が多いため、何か問題が起きたときの解決もスムーズです。
サーバーが安定している
スケールメリットを生かした進化の速さ
アクセス集中に強い
エックスサーバーのデメリット
Conoha WINGを選ぶべきユーザー
- 何よりもページ表示スピードを重視したい
- GMOインターネット運営の安心感
- シンプルで分かりやすい管理画面が欲しい
SEOに強い高速表示
ConoHa WINGの利点として、とにかくページ表示スピードが速い!という点が挙げられます。
そのため、ページ表示スピードの速さを重視するユーザーにおすすめできます。
WordPressブログの表示速度が速いとSEO(検索上位表示)で有利になります。表示速度が速いメディアが検索上位表示されやすい、という事実はGoogleが公言しています。
レンタルサーバー選びが、ブログのPVや収益性に少なくない影響を及ぼします。
GMOインターネット株式会社が提供するサービスの中で、表示速度の速さについて、特にこだわりを持って提供されているのがConoHa WINGです。
エックスサーバーと、ConoHa WING両者の速度を実測したところ、表示速度はConoHa WINGが優っています。
GMOインターネットが運営
東証一部上場企業のGMOインターネット株式会社が運営しています。そのため、安心感はありますね。
アクセス集中時も安定
シンプルで初心者でも安心できる管理画面
管理画面がシンプルで使いやすいのも特徴の一つです。詳しい使い勝手は以下の記事でご紹介しています。
ConoHa WINGのログイン方法やコントロールパネルの使い方を解説。
サポートのレスポンスが悪い
ConoHa WINGの弱点(デメリット)としては、サポートのレスポンスが少し遅いということが挙げられます。
ConoHa WINGのサポートは、電話・メール・チャットの3種類です。
電話は1時間以上繋がらないことがありますし、メールも、数日経ってから返信がくることがあります。
サポートを含めた、ConoHa WINGの口コミ・評判については以下の記事でまとめています。
ConoHa WINGの口コミ・評判はどう?実際にメディア運営したレビューをシェア。
このような住み分けとなっています。
料金比較
続いて、XServer(エックスサーバー)とConoHa WINGの料金比較です。
契約期間別の料金を比較
エックスサーバー | Conoha WING | |
3ヶ月 | 1,320円 | 1,210円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 1,100円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 911円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 861円 |
36ヶ月 | 990円 | 660円 |
契約期感別の料金比較ではConoHa WINGの方が安価に利用できることがわかります。
Conoha WINGの料金は、エックスサーバーの料金をすべての契約期間で少しだけ下回るように設定されており、エックスサーバーの料金をかなり意識した料金設定に見受けられます。
また長期契約での割引率が高いのも特徴で、36ヶ月契約での660円は非常にお得です。
ただし、長すぎる契約期間は、サーバーを乗り換えたい場合などに小回りが利かなくなるのであまりおすすめはできません。
レンタルサーバーのベストな契約期間は?バランスのとれた12ヶ月がおすすめ。
さらに、Conoha WINGでは初期費用が常に無料ですので、単純な初期費用としてはConoha WINGがグッと安くなります。
ただしエックスサーバー でも初期費用無料キャンペーンを割と頻繁に実施しています。
エックスサーバーが過去に実施していたキャンペーンまとめ。頻度やお得に契約する方法もご紹介。
エックスサーバーの料金体系
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 |
2,200円
|
4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
XServer(エックスサーバー)のプラン料金についてですが、契約期間によって月額料金が変わってきます。長期契約になるほどお安くなる仕組みです。
Conoha WINGの料金体系
契約期間 | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 1,210円 | 2,530円 | 5,060円 |
6ヶ月 | 1,100円 | 2,365円 | 4,730円 |
12ヶ月 | 911円 | 2,145円 | 4,290円 |
24ヶ月 | 861円 | 2,035円 | 4,070円 |
36ヶ月 | 660円 | 1,925円 | 3,850円 |
ConoHa WINGの料金についてですが、契約期間によって月額料金が変わってきます。長期契約になるほどお安くなる仕組みです。
初年度にかかるコスト比較
エックスサーバー | Conoha WING | |
12ヶ月契約 | 16,500円 (税込) | 10,929 円 (税込) |
36ヶ月契約 | 38,940円 (税込) | 23,760 円 (税込) |
ConoHa WINGでは初期費用が無料なので、単純に月額費用 × 契約期間の金額が、初期コストとして発生します。
結論として、コストパフォーマンスのみで比較すると単純に金額が安いConoha WINGが優れているという印象です。
さらに、ConoHa WINGでは独自ドメイン永久無料が2つ付いてくるので、その点でもコスパが良いですね。
スペック比較
スペックよりも、実際の使用感の方がずっと大事です。
ですが、一応両者のスペックをわかりやすいように比較しておきます。
機能 | エックスサーバー | Conoha WING |
---|---|---|
OS | Linux | Linux |
ウェブサーバー | Apache | Apache + nginx |
vCPU | 6コア/8コア/10コア | 非公表 |
メモリ | 8GB/12GB/16GB | 非公表 |
ストレージ容量 | 300/400/500GB | 300/400/500GB |
RAID構成 | RAID10 | RAID10 |
無料独自SSL | Let’s EncryptのSSL証明書を利用可能 | Let’s EncryptのSSL証明書を利用可能 |
単純なスペック表比較ですと、ほぼ互角の内容となりました。
ただし実際の使用感として、WordPressのページ表示スピードは、明らかにConoHa WINGが優っています。
WordPressとの相性
どちらのサーバーも、WordPressブログとの相性は抜群で、互角です。
エックスサーバーには「WordPressクイックスタート機能」、Conoha WINGには「WordPressかんたんセットアップ機能」が用意されています。
いずれも、サーバーの契約と同時にWordPressの準備が完了するため、大変便利です。
ユーザーがやることは、ブログ名やドメイン名を決めることぐらいとなっています。
エックスサーバーとConoha WINGまとめ
安心の老舗、性能重視ならエックスサーバー
XServer(エックスサーバー)は、老舗ならではの安定感・信頼性の高さを適正価格で提供しているレンタルサーバーです。
WordPressブログを複数作っても耐える機能やスペックで、動作が重くなりがちなWordPressブログをサクサク動かせる処理スピードを提供してくれます。
初心者の方は、WordPressに最適化されたXServer(エックスサーバー)の良さをぜひ体感してみてください。初めての1台に間違いないレンタルサーバーです。
当ブログでは、XServer(エックスサーバー)に関する記事を特集しています。
実際にエックスサーバーを契約して得られた知識をベースに記事を執筆していますので、レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。
ページ表示スピード重視のConoha WING
ConoHa WINGはエックスサーバーと比較した場合、ページ表示速度の速さや、コスト面でのメリットがあります。
また、安定性やアクセス集中時の処理能力についても劣りません。
私はどちらのサーバーにもメリットを感じているので、両方契約しています。そのため、両者の選び分けは非常に悩ましいですね。
ただ、一つだけ言えるのは、どちらを選んでも後悔することはほぼないですね。
月間10万PVを超えるような、本格的なメディア運用に十分に耐える性能を提供してくれます。
当ブログでは、ConoHa WINGに関する記事を特集しています。
実際にConoHa WINGを契約して得られた知識をベースに記事を執筆していますので、レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。