root 権限のあるVPS(仮想専用サーバー)
仮想専用サーバー(VPS)は、1つのPC端末上に、複数のPCがあるかのような振舞いをすることができる、仮想的なサーバーです。
一般的な「共用サーバー」と比べて、root権限(管理者権限)が付与される。というメリットがあります。
root権限を使えることで、自分に必要なソフトウェアを自由にインストールしたり、
ソフトウェアの開発環境を自分の好きなバージョンに変えたりすることが可能です。
以前は、root権限付きといえば、高価な専用サーバーを選ぶ必要がありましたが、現在では比較的安価なVPS(仮想専用サーバー)でも、root権限付きで利用できるようになりました。
Linux(Unix)系か、Windows系か
VPSサーバーは、Linux(Unix)系か、Windows系かのいずれかから選ぶ必要があります。
自分の必要とするOSで提供されているVPSを選ぶようにしましょう。
同じCPUやメモリ量ですと、Linux(Unix)系のほうが安価に利用することができます。
Linux系(Unix)
ConoHa VPS
ConoHa VPSは、一部上場企業であるGMOが運営するVPSサービス(仮想専用サーバー)です。
豊富なテンプレートイメージと高速SSDによって、たったの25秒で「今すぐ使える」サーバーが作れます。
初期費用なし、月額682円から使えるコスパの良さも魅力。
料金は改定されることも多いため、最新の情報を公式ページでチェックしてください。
■ConoHa VPS
⇒https://www.conoha.jp/
ConoHa VPSは、日本マーケティングリサーチ機構(JMR)による調査で「ITエンジニアが使いたいVPS」「WordPress「KUSANAGI」利用者満足度」「Minecraftマルチプレイ利用者満足度」の3部門においてNo.1を獲得しています。
第3者機関から評価されている、信頼性が高いサービスであることがわかります。
サーバーを追加する際に、サービスに合わせたテンプレートを選択することで、サーバー作成と同時にOSのインストールやアプリケーションサーバーの構築が完了するため、PaaS的なイメージで使うことが可能です。
一方で、Webアプリケーションを公開するまでの設定は必要になりますので、サーバー構築のノウハウがあって、MongoDBを利用してみたいユーザーに最適です。
ConoHa VPSを3ヶ月以上ご利用の場合、おトクな長期利用割引きっぷが用意されています。きっぷの有効期間が長ければ長いほど割引率がアップし、よりおトクにConoHa VPSを利用できます。
オススメポイント
- OSやアプリケーションサーバの設定が楽
- UIがキレイでわかりやすい
- SSD標準で超高速
- 初期費用無料
デメリット
- 試用期間がない
さくらのVPS
さくらのVPSは、レンタルサーバー老舗のさくらインターネットが運営する仮想専用サーバーです。運営歴が長いさくらインターネットなので、しっかり維持されている信頼性の高いサービスです。
VPSサービスの一種ではありますが、CPU/メモリ/ディスク等のハードウェアを管理せずに利用できるサービスであるため、IaaS的な使い方をすることが可能です。
料金体系は、月額固定料金で始められるため安心感があります。月額643円〜、初期費用0円とコストパフォーマンスも高く、気軽に借りることができます。
さくらのVPSを使いこなすにはWebアプリケーションを公開するための設定が必要です。
そのため、サーバー構築の知識があって、MongoDBを利用してみたい人に向いています。
サーバーのスペックが足りなくなった場合、上位プランへの移行である「スケールアップ」機能を利用することで対応することができます。(ただし、スケールダウンができない)
データセンターの場所を石狩、大阪、東京の3箇所から選べるのもユニークですね。
2週間お試し期間が用意されているので、気軽に試してみることができますよ。
オススメポイント
- 運営企業の歴史が古く、信頼性が高い
- 月額固定料金で安心して使える
- メールサポートが受けられる
- 豊富なプランから選べる
デメリット
- スケールアップはできるが、スケールダウンができない
KAGOYA CLOUD VPS
「KAGOYA CLOUD VPS」は、カゴヤ・ジャパンが運営する高品質のVPS(仮想専用サーバー)です。
カゴヤ・ジャパンは1998年からISPサービスの提供を開始した老舗のレンタルサーバー会社です。自社でデータセンターを持っていたり、リスク対策が充実しているため、安定性・信頼性に長けたサービスを展開しています。
「KAGOYA CLOUD VPS」は10年以上の運営実績があり、安定性も高くビジネス用途で選ばれることも多いですね。
初期費用無料、日額料金20円から使える低価格となっており、月額上限料金も定められているためコスト計算がしやすい契約体系です。
電話サポートもついているため、安心して利用することができます。
さまざまなOSのテンプレートを用意しているので、希望の環境を簡単に構築することができます。
※「KAGOYA CLOUD Iaas」と呼ばれるIaasサービスもスタートしています。Iaasだけのサービスとして、サーバーとディスクを自由に組み合わせることができて、柔軟なスペック変更をすることができます。
オススメポイント
- 全プラン初期費用無料で月額円~から利用可能。(日額20円~)
- アプリケーションパックで簡単初期設定
- いつでもスケールアップ可能
- 365日電話・メールサポート
- 安定の稼働率99.999%
デメリット
- お試し期間がない
Windows系
Xserver for Windows
レンタルサーバーシェア率No.1であるエックスサーバー株式会社から提供されている「Xserver for Windows」は、Windows搭載のVPSサービスです。
『エックスサーバー』の 高性能・高品質なインフラ環境を活かしたハイスペックなサーバーを、初期費用無料・月額1,980円(3コア/2GBメモリ)からという低コストで使うことができます。
「Xserver for Windows」の利用が向いている方は、以下の通りです。
- 低コストでWindows環境を用意したい方
- Windows環境で開発作業がしたい方
- リモートワークで本格的な資料を作成したい方
- 社内PCの一元管理がしたい方
なお、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金は、月額990円となっています。
最低利用期間がなく、月の途中でも解約することができるので、少しだけWindows環境を試してみたいユーザーに向いています。
月額利用料割引のキャンペーン時が狙い目で、キャンペーン中は月額利用料が最安クラス。
一例として、半額キャッシュバックキャンペーン中は2GBプラン(3コア/2GB)が実質月額980円から利用することができます。
初期費用も無料なので、コスパよく高性能なWindows Serverを利用したい方に向いています。
\月額利用料半額キャンペーン実施中!/Xserver for Windows 公式サイト
エイブルネット
- 老舗レンタルサーバーで信頼性抜群
- バックボーンはトータル220Gbps以上
- 圧倒的な転送量で動画配信なども対応
老舗のレンタルサーバーであるエイブルネットが提供しているVPSサービスです。全プランSSDを採用、データ転送量も無制限でビジネス用途にマッチします。
仮想デスクトッププランもあり、FXの自動売買ツール(MT4)なども利用することができるVPSです。
- 1GBプラン:月額1,540円~(最安値)
- 2GBプラン:月額2,090円~(最安値)
- 4GBプラン:月額3,850円~(最安値)
- 8GBプラン:月額5,940円~(最安値)
- 16GBプラン:月額15,400円~(最安値)
デスクトップクラウド(仮想デスクトップ)を利用する場合、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金が追加で発生するサービスもある中で、標準提供されており、月額料金が追加で発生しないという特徴があります。
ABLENETのVPSは全プランで最大10日間の「お試し」が可能です。まずはお気軽に、実際の使用感を試してみてください。
また、最低利用期間がないため「とりあえずどんな感じか試してみたい」という方にも向いています。
ConoHa for Windows Server
- 月額979円〜、初期費用無料の低価格&初期費用無料
- 「最低利用期間」がない
ConoHa for Windows Serverは、GMOインターネット株式会社(東証一部上場)が運営するサービスです。
同社が提供しているConoHa WINGでは、レンタルサーバーの中で最速のスピードを標榜しているだけあり、ConoHa for Windows Serverも速さは同価格帯のVPSと比較してもトップクラスです。
料金はメモリ1GB/月額979円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,980円〜(税込)、メモリ4GB/月額3,905円〜(税込)、メモリ8GB/月額7,700円〜、メモリ16GB/月額14,520円〜(税込)となっています。
キャンペーンではなく、常に初期費用無料です。
また、従量課金も良心的な仕組みで、月の途中から初めて月末で解約した場合、時間単位で一番安い料金に自動で変更してくれます。
ただし、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金が追加で発生する(月額770円)点だけ、注意が必要です。
ですがトータルの月額料金については、各社の中で安価な水準です。
さくらのVPSfor Windows Server
- いつでもどこでもWindowsが使える
- 複数台対応で接続数に上限なし
- 複雑な操作もクリックひとつ
- Office利用可能
- スケールアップ(上位プランへの変更)が用意
「さくらのVPS」のWindows搭載プランであるさくらのVPSfor Windows Server。
ホスティングサービス老舗であるさくらのレンタルサーバーなので、安定性や信頼性は抜群。最新のWindows Server環境を、PCや携帯端末などのデバイスを問わず利用できるサービスです。
料金は、W1Gプラン/月額1100円、W2Gプラン/月額2200円、W4Gプラン/月額4290円、W8Gプラン/月額8470円、W16Gプラン/月額15950円となっています。
初期費用はどのプランも無料です。
サーバーのスペックが足りなくなったときは、上位プランへ変更ができる「スケールアップ」機能も用意されています。
さくらのVPSfor Windows Serverは2週間おためし機能が用意されているので、まずはお気軽に使用感を確かめてみましょう。
お名前.comデスクトップクラウド
- 初期設定が不要
- 24時間365日の電話サポート
お名前.comデスクトップクラウドは、国内大手のGMOインターネット(東証一部上場企業)が提供しているデスクトップクラウドサービスです。
データセンター内にあるWindowsサーバーをリモートデスクトップで利用できるサービスです。
料金はメモリ1.5GB/月額990円〜(税込)、メモリ2.5GB/月額1,430円〜(税込)、メモリ4GB/月額2872円〜(税込)、メモリ8GB/月額4,335円〜(税込)と安価で、初期費用は全プランで無料。
リーズナブルな料金なので、個人でも気軽に始めることができます。
お名前.comデスクトップクラウドでは2020年8月25日より、サービス品質保証制度(SLA)を導入しました。
99.99%以上の月間サーバ稼働率を保証し、万が一この水準を下回った場合、返金措置を適用する
という内容で、安定稼働の面でも信頼できるサービスです。
WebARENA Indigo
WebARENA Indigoは、NTTPCコミュニケーションズが提供しているWindows VPSです。月額748円からという低料金で利用可能。
(Linux版と、両方用意されています。)
料金はメモリ1GB/月額748円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,496円〜(税込)、メモリ4GB/月額2,926円〜(税込)、メモリ8GB/月額5,885円〜(税込)と安価で、初期費用は全プランで無料。
Windowsのプランとして、メモリ1GBから32GBまで幅広く用意されています。
Windows Serverリモートデスクトップの「SALライセンス」を利用することで、月額1,430円からWindowsのリモートワーク環境を利用することができます。