[最新版]メール専用レンタルサーバー比較と選び方。

メール専用レンタルサーバーの選び方

一般的に、レンタルサーバーを借りた場合、Webサイト運営機能とメール機能が両方付いてきます。

ですが、ユーザーの中には「独自ドメインのメールアドレスが利用できれば良い。」というニーズもあるかと思います。

「メール機能のみに絞って良いので、より安価に利用したい。」

「ビジネスで利用するため、より安定して運用できるメール専用サーバーを構築したい。」

そんな方に向けて、数は多くないものの、メール専用のレンタルサーバーが存在します。

この記事では、メール専用レンタルサーバー各社について用途別におすすめや、機能や価格など比較して掲載しています。

結論だけまずは知りたい！という方に向けた一覧です。

・個人利用や趣味用途 ⇒ ムームーメール
・ビジネス用途で安く済ませたい ⇒ カゴヤのメールプラン
・中規模以上の組織で安定した運用がしたい ⇒ WebARENA(メールホスティング)

以下、各社メール専用レンタルサーバーの特徴と選び方をご紹介します。

メール専用レンタルサーバーのメリット

独自ドメインを取得してメールを運用できるメール専用レンタルサーバーは、独自ドメインのメールアドレスを利用することができます。

どこの会社から届いたメールかすぐにわかるため、取引先からの信頼を得ることができます。

また、セキュリティ面でも安心して利用することができます。

メール専用レンタルサーバーを選ぶポイント

コスト

メーカーによっては、用途に合わせた様々なプランを用意しています。料金で選ぶよりも、自分にとって必要な機能が提供されているサーバーを選ぶと良いでしょう。

例えば、個人や小規模事業者であれば、最低限必要となるサービスのみを提供している、安価なサービスを選びます。

一方で、中〜大規模事業者であれば、容量や作成可能なアカウント数が多いサービスを選びます。

まずはサービスを利用する人数や使い方を想定して、マッチしたサービスを探しましょう。また、価格と性能のバランスが取れたサービスか確認することも大切です。

容量

中〜大企業など、複数人が同時にサービスを利用するケースでは、初めから余裕のある大容量のプランがおすすめです。

コストはかかりますが、後から容量を追加する場合に比べると安価に済むケースが多いです。

容量をオーバーすると、メールが受信できなくなることがありますので注意が必要です。

メールアカウント数

作成可能なメールアカウント数を事前に確認しましょう。

アカウント数が無制限のサービスも多いですが、その場合でも、容量と合わせて確認しておく必要があります。

サーバー稼働率

メールを主なコミュニケーションツールとしている場合、サーバーが止まってメールの送受信ができなくなると、事業運営に支障が出てしまいます。

稼働率の高いサービスを選びましょう。

セキュリティ

ウィルスチェックに利用しているソフトウェアが、信頼性の置けるものかどうかを確認しましょう。

また、迷惑メールフィルタや、添付ファイルの自動暗号化ツールなども大切なセキュリティ対策の一つです。

サポート

法人利用の場合、サポートが充実したサービスを選ぶと良いでしょう。理想は24時間365日のサポート体制があるサービスです。

また、サポートセンターへの繋がりやすさを、事前に確認する必要があります。

オススメのメール専用レンタルサーバー

まずは当記事でご紹介するメール専用レンタルサーバーについて、簡単にまとめました。

WebARENA(メールホスティング)

NTTPCコミュニケーションが運営するメールサーバー。導入実績2400社を誇ります。標準搭載の機能が豊富で、セキュリティ対策が充実しており、ビジネス用のメールサーバー選びで失敗したくない！という方におすすめです。

カゴヤのレンタルサーバー（メールプラン）

ビジネス用途でシェア率の高いサービスを展開する、カゴヤ ジャパンが提供するメールサーバーです。運用歴は20年を誇り、信頼性の高いサービスを提供しています。をしています。

ビジネス用としては、1T～6Tの超大容量、かつ物理的専用サーバーによる安定性が魅力。個人向けには、月440円からの低額サーバーも用意されています。

さくらのメールボックス

知名度&シェア率の高いさくらのレンタルサーバーによるメール専用サーバー。容量10G、月額料金87円とリーズナブルなサービス展開です。2週間無料のお試し期間付き。

サーバ稼働率は99.99%で高い安定性を誇ります。また、24時間365日の有人監視、RAID10による公開用サーバの冗長化、一定周期でバックアップなど安心できる機能を提供しています。

お名前メール

GMOインターネット株式会社のドメイン登録サービス「お名前.com」から提供されているメールサービスです。容量1GBのプランが月額45円からと、とにかく安く済ませたいユーザーに向いています。

メール専用レンタルサーバー比較表

※☝︎横スクロール可能

表の上部が個人向けの安価なプランを用意したメールサーバーです。

一方で、表の下の方に行くほど料金は高くなっていきます。中〜大規模事業者に適した、充実した機能を提供しているサービスとなります。

用途別メール専用レンタルサーバー詳細

用途別に、おすすめのメール専用レンタルサーバーをご紹介します。

法人利用（中〜大企業）向け、法人利用（小規模）向け、個人利用の順でご紹介していきます。

法人利用（中〜大企業）向け

メールホスティング（WebARENA）

WebARENA(メールホスティング)はNTTPCコミュニケーションが運用する、法人向けメールサーバーとして実績が高いメールサーバーです。

公式サイト：https://web.arena.ne.jp/mailhosting/

導入実績2400社を誇り、複数のサーバーで分散処理を行う冗長構成を取ることで、万が一サーバーに故障が発生した場合にも別サーバーが処理を継続する仕組みで高い安定性を確保しています。

物理的な専用サーバーではないですが、ユーザ毎の仮想専用サーバーを提供することで、他ユーザーの処理負荷が高まっても影響を受けにくい仕組みです。

セキュリティ面では、大手Symantec社のウィルス検出エンジンを採用。迷惑メールフィルタの検知率は99%以上、誤判定率0.001%以下の高精度を実現しています。

万全のセキュリティ対策と、充実したスペックを誇るため、高機能なメールサーバーを求めるユーザーにマッチします。

KAGOYA JAPAN【専用タイプR2s、エンタープライズR2s】

カゴヤのメールサーバーの専用メールサーバープランです。

専用タイプR2sプラン、エンタープライズR2プランではサーバー1台を物理的に占有する仕組みで、安定性・信頼性を確保。他ユーザーの処理に影響を受けることがありません。

セキュリティ面では、スパム対策や迷惑メールフィルタなど基本的な機能のほか、メールの誤送信対策や添付ファイルの自動暗号化なども用意。スパム対策用ソフトウェアは、FORTINET社のアプライアンスを採用。

法人運用でも安心して利用することができます。

KAGOYA JAPAN 【専用タイプ】公式サイト

大塚商会 アルファメールプレミア

大塚商会のアルファメール プレミアは、法人向けに超大容量であることが魅力です。

50G、100Gの基本プランのほかに、従業員の増加にも対応できる100アカウント～1,000アカウントの大容量プランも用意されています。

惜しいポイントとしては、他者はメールアドレス数の上限が無制限のところが多いのですが、唯一メールアドレス数に上限が設けられている点です。

一方で、数値的に必要十分な設定がされていますし、後からオプションによって追加することができるため、柔軟に対応することができます。

法人利用（小規模）向け

KAGOYA JAPAN【共用タイプR2】

カゴヤのメールサーバーの共用メールサーバープランです。専用サーバーに比べると安価な料金体系（月額440円～初期費用無料）で、ビジネス向けの中では非常に安価に提供されています。

安価ですが機能面は充実しており、添付ファイルの自動暗号化、誤送信防止機能、アーカイブサービスなどビジネスシーンで便利な機能が用意されています。

セキュリティ面では、ウィルスチェックや迷惑メールのセキュリティ対策、メール送受信時の暗号化にも対応。

小規模事業者で、ある程度の品質のものが欲しい場合は共用プランがおすすめです。

KAGOYA JAPAN 【共用タイプR2】公式サイト

WADAXのメールサービス

GMOインターネットが運営するWADAXのメールサービス。スモール、ミドル、ラージと3つのプランが用意されており、柔軟性があります。

最安のスモールでは5GB、月額1,100円～とリーズナブルな価格で、小〜中規模企業でも利用しやすくなっています。

RAID6の冗長構成で、最大で2台のHDDが同時にクラッシュしてもサーバーダウンやデータが消えない構成で、安心感があります。

全てのプランで、セキュリティ面も充実しており、ウイルスチェックや迷惑メールフィルタなどの標準的な機能が提供されます。

WADAXのメールサービス公式サイト

ConoHaVPSのメールサーバー

VPSサービスを提供するConoHaのメールサーバーです。

月300円の有償オプションですが、メールデータのバックアップ機能を提供しています。（1日1回、最大3世代分）。

セキュリティ面では、迷惑メール・ウィルスチェック機能を標準搭載。

10GB月額500円からと安価で、容量追加も柔軟で、サーバーを停止することなく5GB単位で容量を追加することができます。

ConoHa VPSのメールサーバー 公式サイト

個人利用

さくらのメールボックス

さくらのメールボックスのプランは【月額料金87円、容量20GB】のプラン1つのみ。シンプルで分かりやすいですね。一方で、事業規模が大きい場合には適しません。

個人利用で、安く済ませたい場合にマッチするサービスです。

さくらのメールボックス公式サイト

お名前メール

お名前メールは、GMOインターネットが提供するドメイン登録サービス「お名前.com」のメール専用サービスです。

月46円の最安サーバーで、とにかく安く済ませたい方におすすめ。ライトプランとスタンダードプランが用意されており、スタンダードプランでも1,012円/年なのでかなり安価です。

ただしメール容量が10GBと少ないため、個人から数人程度での運用に向いています。

セキュリティ面ではメール送受信暗号化（SSL）、ウィルスチェック、スパムメールブロックを標準搭載。

24時間365日無料の電話サポートも提供されています。

お名前メール 公式サイト

ムームーメール

ムームーメールは1,200円/年と非常に安価なサービスです。こちらもお名前メール同様、コスト重視の個人〜小規模事業者におすすめ。

メーリングリストが無いなど、流石に機能面では制限がありますが、とりあえず独自ドメインでのメールアドレスが欲しい場合に利用すると良いでしょう。

セキュリティ面では、ウイルス対策、送受信の暗号化、スパムフィルタなど基本的な対策はされています。一方で、添付ファイルの自動暗号化はされません。

ムームーメール 公式サイト

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