メルマガ配信に最適なレンタルサーバー
この記事では、メルマガ配信に使える共用レンタルサーバーをご紹介します。
共用レンタルサーバーをメルマガ配信に使うメリットは、利用料金を安価に抑えられることです。
そのため、収益があまり出ていないメルマガ配信初心者に向いています。
共用のレンタルサーバーでは、メール送信数に上限が設けられています。具体的には、1日/1週間/1ヶ月何通まで、という形で制限がかけられています。
ただし十分に大きな数値となっていることが多く、メールマガジンを利用することができるレンタルサーバーは多く存在します。
例えば、エックスサーバーであれば、すべてのプラン共通で
15,000通/日
という上限があります。
たとえビジネス用途のメールマガジン配信であっても、そうそうに上限にたどり着かない水準の送信数が確保されています。
結論から言って、メルマガに向いたレンタルサーバーは以下となります。
エックスサーバー、コアサーバー、そしてmixhostの3社では、時間あたりの送信制限数が、他社と比べて多めです。
サービス名 | 1時間あたりの送信上限 | 1日当たりの送信上限 |
コアサーバー | 1,500通/時間 | 15,000通/日 |
エックスサーバー | 1,500通/時間 | 15,000通/日 |
mixhost | 1,500通/時間 | 15,000通/日 |
お名前.comレンタルサーバー | 1分あたり30通 (1,800通/時間) |
10,000通/日 |
さくらのレンタルサーバー | 400通/時間 | 9,600通/日 |
メルマガを利用する際の必要スペック
メルマガ配信をする方法としては、3種類が存在します。
- 共用レンタルサーバー
- VPSや専用サーバー
- メルマガ配信スタンド
メルマガ配信スタンドが専用サービスですので、メルマガ配信をする上ではベストです。
しかし、利用料金がやや高めなので、まずは共用のレンタルサーバーから送信したのち、ステップアップとして利用するのも良いでしょう。
メルマガ配信スタンドの有名どころでは、ブラストメール(blastmail)などが挙げられます。
迷惑メール、不達問題を解消する
共用サーバーからメルマガ送信をする上で問題になるのが、迷惑メールとして判定されてしまう可能性がある点です。
また、迷惑メールにならずに、そもそも届かないこともあり、これを「不達問題」と言います。
迷惑メールと判定されてしまう理由としては、共用サーバーではIPアドレスも他のユーザーと共用します。
そのため、様々な用途で使われることで、IPアドレスが汚れてしまうことがあるのです。
例えば、迷惑メール送信をしているユーザーがいると、そのIPアドレスは迷惑メール判定されてしまう可能性があります。
VPSサーバーで解決
専用のIPアドレスを割り当てられる、VPSサーバーであれば不達率を下げることができます。
しかし、VPSサーバーを利用するには、Linux等サーバーの知識が必要となってきます。
専用サーバー
マネージド専用サーバーもIPアドレスを独占して利用することができます。
しかしコストは最も高くなってしまうため、導入は慎重に検討する必要があります。
メルマガ初心者で利益が出ていない状態の場合、コストが上回ってしまうケースも出てくるでしょう。
共用サーバーもあり
到達率は低めになりますが、コストとの兼ね合いを見て共用サーバーを利用することも検討しましょう。
これからメルマガを始めるユーザーや、読者数が増えて収益が出てきたらVPSサーバーや専用スタンドへ乗り換える、という形でも問題ありません。
レンタルサーバー(共用サーバー)
コアサーバー
コアサーバーは、GMOデジロック株式会社が運営するレンタルサーバーです。
レンタルサーバーのシェア率の観点から見ると少しマニアックな存在ですが、GMOデジロックの母体は、GMOインターネット株式会社(東証一部上場)なので安心して利用できます。
最大の特徴は、時間あたりのメール送信許可数の多さです。
プラン | メール送信上限数 | 月額料金 |
CORE-MINI | 5,000通/日 | 月/218円 |
CORE-A | 10,000通/日 | 月/436円 |
CORE-B | 40,000通/日 | 月/864円 |
CORE-C | 120,000通/日 | 月/3,483円 |
CORE-Bプランであれば、1日40000通という膨大なメールを送信できる上に、月額は1000円以下と非常にコストパフォーマンスの高い仕様です。
もちろんディスク容量、転送量など基本スペックも他社サービスに引けを取りません。
メールマガジン配信をメインに考えて、レンタルサーバーを選ぶ場合には大変おすすめできる製品です。
エックスサーバー
エックスサーバーでは、他社の共用サーバーと比べて、メール送信の上限値が高めです。
スタンダード | 1,500通/時間 | 15,000通/日 |
プレミアム | 1,500通/時間 | 15,000通/日 |
ビジネス | 1,500通/時間 | 15,000通/日 |
レンタルサーバー国内シェアNo.1であるエックスサーバーなので、信頼性も高く安心して利用することができます。
12ヶ月契約での月額料金は以下。
スタンダード
|
プレミアム
|
ビジネス | |
12ヶ月契約 |
1,100円
|
2,200円
|
4,400円 |
→エックスサーバーでは、初期費用が全プランで無料化されました。詳しくは下記記事でまとめています。
[朗報]エックスサーバー全プランで初期費用が廃止!ライバルと料金比較。
3,300円の初期費用がかかることが、他社の人気サーバーに比べて唯一の弱点でしたが、ついに廃止されました。
メルマガ送信用として借りる場合でも、VPSサーバーや配信スタンドに比べてグッと安価に利用することができます。
さらに、WordPressブログを始めるなら間違いない仕上がりですので、もしメルマガ機能を使わなくなったとしても、1つ契約を持っていて損はないレンタルサーバーです。
mixhost
mixhostは非常にサービスレベルが高いレンタルサーバーです。
企業規模こそライバル企業に劣るものの、サーバースペックは同等です。
メール送信上限の、1,500通/時間、15,000通/日というスペックはCORE SERVERやエックスサーバーと同等の水準です。
また、WordPressの表示速度が相当速いのも特徴です。
数値化するのは難しいですが、体感としてはエックスサーバーと比べても劣るような印象は一切ありません。
メールマガジン送信だけではなく、メディア運営も並行して行いたい場合には最適なレンタルサーバーです。
エックスサーバー推しな当ブログですが、もし何らかの理由でエックスサーバーが選べないとすれば、mixhostをオススメします。
エックスサーバーと同様に、ユーザーが多く知見も溜まっているので、検索したときに答えにたどり着きやすいですね。