IIS・ASP.NETが使えるレンタルサーバー
IIS(Internet Information Service)は、Windowsで利用できる仮想のサーバー環境で、標準ソフトウェアとしてインストールされています。
ASP.NETはマイクロソフト社が提供している、「Web アプリケーション開発フレームワーク」です。業務用Webアプリケーションのフレームワークとして、よく利用されています。
ASP.NETで実装したアプリケーションを動かしたい場合、ブラウザを介して実行する必要があります。
そのため、アプリケーションをサーバーにアップロードして外部からアクセスする形になります。
テストや開発時には、Windows10などのクライアント機に標準インストールされているIIS(Internet Information Service)で仮想のサーバー環境を用意することで、ローカル環境でもASP.NETを動作させることができます。
Windows Serverが必要
一方で、作成したWebアプリケーションを、本番リリースとして、広く一般に公開する予定であれば、WindowsServerを搭載したレンタルサーバーが必要となります。
Windows10などのクライアント版OSでも、ASP.NETとIISを利用することができますが、開発に限ります。
共用サーバーはLinuxベース
エックスサーバーやロリポップ!などの、一般的な共用レンタルサーバーですと、OSはLinuxであることがほとんどです。
そのため、ASP.NETやIISを利用することができません。
ASP.NETをレンタルサーバーで利用する場合には、VPSやクラウドサーバーを借りて自分でWindows環境を構築するか、Windows Serverを搭載した専用のレンタルサーバーを借りて運用することになります。
Xserver for Windows
レンタルサーバーシェア率No.1であるエックスサーバー株式会社から提供されている「Xserver for Windows」は、Windows搭載のVPSサービスです。
『エックスサーバー』の 高性能・高品質なインフラ環境を活かしたハイスペックなサーバーを、初期費用無料・月額1,980円(3コア/2GBメモリ)からという低コストで使うことができます。
「Xserver for Windows」の利用が向いている方は、以下の通りです。
- 低コストでWindows環境を用意したい方
- Windows環境で開発作業がしたい方
- リモートワークで本格的な資料を作成したい方
- 社内PCの一元管理がしたい方
なお、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金は、月額990円となっています。
最低利用期間がなく、月の途中でも解約することができるので、少しだけWindows環境を試してみたいユーザーに向いています。
月額利用料割引のキャンペーン時が狙い目で、キャンペーン中は月額利用料が最安クラス。
一例として、半額キャッシュバックキャンペーン中は2GBプラン(3コア/2GB)が実質月額980円から利用することができます。
初期費用も無料なので、コスパよく高性能なWindows Serverを利用したい方に向いています。
\月額利用料半額キャンペーン実施中!/Xserver for Windows 公式サイト
ConoHa for Windows Server
- 月額979円〜、初期費用無料の低価格&初期費用無料
- 「最低利用期間」がない
ConoHa for Windows Serverは、GMOインターネット株式会社(東証一部上場)が運営するサービスです。
同社が提供しているConoHa WINGでは、レンタルサーバーの中で最速のスピードを標榜しているだけあり、ConoHa for Windows Serverも速さは同価格帯のVPSと比較してもトップクラスです。
料金はメモリ1GB/月額979円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,980円〜(税込)、メモリ4GB/月額3,905円〜(税込)、メモリ8GB/月額7,700円〜、メモリ16GB/月額14,520円〜(税込)となっています。
キャンペーンではなく、常に初期費用無料です。
また、従量課金も良心的な仕組みで、月の途中から初めて月末で解約した場合、時間単位で一番安い料金に自動で変更してくれます。
ただし、『リモートデスクトップ(RDS) SAL』の月額料金が追加で発生する(月額770円)点だけ、注意が必要です。
ですがトータルの月額料金については、各社の中で安価な水準です。
最低利用期間がなく、月の途中でも解約することができるので、少しだけWindows環境を試してみたいユーザーに向いています。
さくらのVPSfor Windows Server
- いつでもどこでもWindowsが使える
- 複数台対応で接続数に上限なし
- 複雑な操作もクリックひとつ
- Office利用可能
- スケールアップ(上位プランへの変更)が用意
「さくらのVPS」のWindows搭載プランであるさくらのVPSfor Windows Server。
ホスティングサービス老舗であるさくらのレンタルサーバーなので、安定性や信頼性は抜群。最新のWindows Server環境を、PCや携帯端末などのデバイスを問わず利用できるサービスです。
料金は、W1Gプラン/月額1100円、W2Gプラン/月額2200円、W4Gプラン/月額4290円、W8Gプラン/月額8470円、W16Gプラン/月額15950円となっています。
初期費用はどのプランも無料です。
サーバーのスペックが足りなくなったときは、上位プランへ変更ができる「スケールアップ」機能も用意されています。
さくらのVPSfor Windows Serverは2週間おためし機能が用意されているので、まずはお気軽に使用感を確かめてみましょう。
Winserver
- 初期設定が不要
- 24時間365日の電話サポート
Winserverは、アシストアップ株式会社が提供しているデスクトップクラウドサービスです。
Windows Server専門のレンタルサーバー会社で、共有サーバー、VPS、さらに専用サーバーまで用意されています。
Winserver VPSではメモリ完全保証をうたっており、サーバー1台あたりのメモリ容量を制限・調整しています。そのため、VPSサービスですが他ユーザーの影響を受けにくいサービスを利用することができます。
料金はメモリ1GB/月額990円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,980円〜(税込)、メモリ4GB/月額3,850円〜(税込)、メモリ6GB/月額5,830円〜(税込)と安価で、初期費用は全プランで無料。
リーズナブルな料金なので、個人でも気軽に始めることができます。
2週間のお試し期間もあるので、本契約前に使用感をじっくりお試しすることができます。
WebARENA Indigo
WebARENA Indigoは、NTTPCコミュニケーションズが提供しているWindows VPSです。月額748円からという低料金で利用可能。
料金はメモリ1GB/月額748円〜(税込)、メモリ2GB/月額1,496円〜(税込)、メモリ4GB/月額2,926円〜(税込)、メモリ8GB/月額5,885円〜(税込)と安価で、初期費用は全プランで無料。
Windowsのプランとして、メモリ1GBから32GBまで幅広く用意されています。
メモリ1Gから32Gまでのラインアップで全プランSSD採用で、表示速度も優れます。
時間従量課金で短期間の検証などにも無駄なく利用することができますので、開発や検証に複数Windowsサーバーを利用したい方におすすめです。
Windows Serverリモートデスクトップの「SALライセンス」を利用することで、月額1,430円からWindowsのリモートワーク環境を利用することもできます。
エイブルネット
- 老舗レンタルサーバーで信頼性抜群
- バックボーンはトータル220Gbps以上
- 圧倒的な転送量で動画配信なども対応
老舗のレンタルサーバーであるエイブルネットが提供しているVPSサービスです。全プランSSDを採用、データ転送量も無制限でビジネス用途にマッチします。
(ストレージタイプはSSDもしくはHDDから選択することができます。)
WindowsServerは、「仮想デスクトッププラン」では全プラン(Win1~Win4)で利用可能(インストール済み)。「VPSプラン(V0プランを除く)」の場合は、WindowsServerオプション(有料)を契約することで利用可能となっています。
- 0.5GBプラン:月額503円~
- 1.5GBプラン:月額880円~
- 2.5GBプラン:月額3,122円~
- 6GBプラン:月額5,218円~
ABLENETのVPSは全プランで最大10日間の「お試し」が可能です。まずはお気軽に、実際の使用感を試してみてください。
また、最低利用期間がないため「とりあえずどんな感じか試してみたい」という方にも向いています。