はてなブログでの収益化は難しい?
副業が流行している昨今、ブログは初期投資が少額で済むビジネスとして注目されています。
とはいえ、WordPressブログを始めるとなると、レンタルサーバー代がそれなりにかかります。
そのため、より初期投資を抑えたい場合は、はてなブログなどの無料ブログの利用もひとつの手段となります。
結論から言って、はてなブログでの収益化は可能であり、難しくありません。はてなブログでは広告を貼ることができますし、はてなのドメインの力を借りることで、Googleの検索からの流入もある程度見込めるためです。
ただし、稼ぐ金額を増やしていくためには、有料プランである「はてなブログPro」の利用が推奨されます。
また、大きく稼ぎたい。とお考えの場合には、WordPressブログの利用が最適です。
当記事の信頼性
筆者は、エックスサーバーで月間40万PV以上のWordPressメディアを運営中。ブログや自社メディア運営について一日の長があります。
はてなブログでの収益化が難しくない理由
広告掲載が許可されている
はてなブログでは、ASPの広告掲載や、GoogleAdsenseの広告掲載が許可されていますので、初めてすぐに収益化をすることが可能です。
初期から一定のアクセスを見込める
はてなブログでは、ブログ開設初期にもアクセスを見込める仕組みが用意されています。
具体的には、新規記事を書くと、多くのユーザーが行き交うトップページに表示されるなどの仕様があります。(ようこそブログ機能)
ただし、はてなブログを利用するユーザー数は非常に多いため、トップページに表示する時間は短いのですが、Googleの検索以外でも、人目に触れるための仕掛けが用意されています。
はてブを活用する
また、有名なのは、「はてなブックマーク」と呼ばれる仕組みです。はてなブログユーザー同士で交流する仕組みの1つで、お気に入りの記事を「ブックマーク」することができます。短時間で複数の「はてブ」がついた記事は、ホットエントリーと呼ばれる特別編成枠に表示されます。
ここに表示されると、ブログ歴に全く関係なく、多くのアクセスを集めることが可能となります。
はてなのドメインパワーを借りれる
また、ブログを開設したばかりでも、プラットフォームであるはてなのドメインに上位表示する力がありますので、自然検索(Googleの検索からの流入)も期待することができます。
一方で、WordPressブログを新規ドメインで開設した場合には、ドメインが弱く、自然検索でユーザーを集める力が弱くなります。
まとめると、はてなブログでブログを開設した場合は、新規ブロガーを援助する仕組みが整っていますので、WordPressブログに比べて良いスタートダッシュを決めることが可能です。
はてなブログで大きく稼げない理由
上述した理由により、ブログ初心者でも収益化しやすいのが、はてなブログです。
一方で、大きく稼ぐには向いていない面もあります。その理由を解説していきます。
自動広告が表示される
はてなブログでは、運営側が用意した自動広告が勝手に表示されます。
当然、自動広告の収益は運営側の収益となります。
そのため、頑張ってブログのPV(ページビュー)を伸ばしても、ブロガーと、運営側で収益をシェアすることになります。
WordPressブログであれば、ブログ運営者にすべて流れるはずの収益ですので、非常に勿体無いことです。
当然ながら、運営側は収益性の高い位置に広告を配信します。
そのため、自分が用意したASPやGoogleAdsense広告などを良い位置に貼ることができません。
SEO対策に限界がある
はてなブログでは、SEO対策のチューニングをすることが可能です。とはいえ、あくまでも「はてなブログ」というプラットフォーム上での話であって、プラットフォームの枠を超えたSEO対策をすることはできません。
いくらはてなブログのドメインパワーを借りれるからといっても、Googleからの検索流入を増やすための施策について、限度があります。
一方で、WordPressブログであれば、SEOのチューニングはすべてブロガー自身に委ねられています。自由度は圧倒的に高く、SEO対策のために最善を尽くすことができます。
筆者の実例ですが、WordPressブログで月間40万PV(ページビュー)の実績があり、そのうちの98%はGoogleの検索からの流入です。SEO対策がいかに大切かが伝わるでしょうか。
とはいえ、特別難しい設定が求められるわけではありません。昨今では、WordPressテーマやプラグインをインストールするだけで、ある程度最適なSEO対策が用意されています。
そのため、ユーザーは微調整をするだけで、多くの検索流入を見込むことができます。SEOに強いのは、自由度の高いチューニングができるWordPressブログです。
独自ドメインの利用が推奨
また、はてなブログでは、無料プランでも収益化自体はできるものの、より大きくマネタイズしていくためには独自ドメインの利用が不可欠です。
独自ドメインは、はてなブックマークの外のサービスで取得します。主な取得サービスとしては、お名前.com、エックスドメイン、ムームードメインなどのドメイン単体で販売しているレジストラがあります。
ドメインパワーの蓄積
それらレジストラで独自ドメインを取得して、自分のはてなブログへ設定します。
すると、記事が読まれるたびに自分のドメインへドメインパワーが溜まります。ドメインパワーが溜まると、Googleの検索上位を取りやすくなるため、検索流入を増やしていくことができます。
はてなブログ内からの読者だけでなく、Googleの検索からのユーザーを増やすことができます。すると、PV(ページビュー)が増えて、結果的に収益が上がる仕組みです。
一方で、独自ドメインを設定していないと、どれだけ記事が読まれてもパワーを溜めることができません。これは非常にもったいないことですので、はてなブログで本格的に収益化をしたい場合は、独自ドメインを取得して運用することをおすすめします。
はてなブログProへの移行
はてなブログで独自ドメインを利用するためには、はてなブログProと呼ばれる有料プランへの加入が必要です。
はてなブログを本格的に運用しているユーザーの多くが、はてなブログProへ加入しています。
また、Googleの検索をしたときに、上位表示されているはてなブログの大半の記事は、はてなブログPro + 独自ドメインの形態をとっています。
はてなブログProとWordPressの比較
ただし、はてなブログProを検討している場合には、レンタルサーバーを借りてWordPressブログを運営する場合と比較した方が良いでしょう。
近年、レンタルサーバーのサービス品質が著しく向上しており、レンタルサーバーの契約をするだけで、即座にWordPressブログを始めることができるサービスが提供されているためです。
そのため、WordPressブログを始める上で、最大のデメリットであった「設定の難しさ」はほぼ解消されています。
ブログでの収益化をより本格的にしていきたいのであれば、はてなブログよりも、WordPressの方が有利です。
はてなブログProとレンタルサーバーの料金比較
はてなブログProは、年間料金が1年コースで¥8,434。月額にすると約703円ほどです。
一方で、エックスサーバーのスタンダードプランの月額費用は880円です。
比べてみると、缶コーヒー一本分程度と、それほど差がないことがわかります。
さらに、近年のレンタルサーバーでは、独自ドメインを無料で利用できるサービスが付帯します。
一方で、はてなブログProの場合は、独自ドメインを利用する場合は外部のレジストラ(ドメイン取得サービス)でドメインを取得する必要があります。
そのため、結果的には無料ドメインが付帯したレンタルサーバーでWordPressブログを運営した方が、安価になる可能性もあります。
エックスサーバーでWordPressブログを作る
以下、WordPressを契約と同時にインストールすることができるレンタルサーバー一覧です。
無料で利用できるドメインが付帯しますので、はてなブログProと比べて料金的にもほぼ同等で済みます。
初期費用 | 3,000円 |
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月額料金 | 990円~ |
無料お試し期間 | 10日間 |
容量 | SSD300GB |
転送量目安 | 600GB/日 |
データベース (MySQL) |
無制限 |
筆者がもっともおすすめするのは、ブロガー、アフィリエイターからの人気が高いXServer(エックスサーバー)。
国内シェアNo.1のレンタルサーバーです。
サービススタートは2003年からと運営歴が長いため信頼性があります。
わからないことがあった時は、使用している人が多くノウハウが溜まっていますので調べやすい利点もあります。
10日間のお試し期間もあります。
もし、はてなブログProとWordPressブログでお悩みの場合、試しにエックスサーバーでWordPressブログを立ち上げてみてください。あまりに簡単ですので、驚くはずです。