FUTOKA レンタルサーバーとは
FUTOKA レンタルサーバーは、Rebyc(レビック)株式会社が運営する「アダルト対応」(オールジャンルOK)なレンタルサーバーです。
料金は若干高めの設定ですが、一方で、コンテンツの自由度の高さを考慮すれば妥当とも思える金額です。
サーバー管理コントロールパネルには「cPanel」と呼ばれるメジャーなものを採用しているため、使い勝手に優れます。
結論から言って、現在ではあまりオススメできず、オールジャンル系のサーバーを借りたければmixhost adultが良いでしょう。
特徴や料金プランなどを詳細にご紹介しながら、その理由を説明していきます。
FUTOKA レンタルサーバーの特徴
FUTOKA レンタルサーバー最大の特徴は、不可とする会社も多い「アダルトジャンル」の掲載が許可されている点です。
また、高速なサーバーソフトウェアのLiteSpeedを採用し、wordpress表示速度も高速化されています。
- 「アダルト」「出会い系」などセンシティブ系コンテンツの掲載が可能
- mixhostの管理画面と同じ
- LiteSpeedを採用※
- 無料独自SSL
- wordpress簡単インストール
- ウィルススキャン定期実施
- 月額780円から
- データ転送量が無制限
- 電話サポートあり
- バックアップ、リストアが無料
など、他にも50種類以上の様々な機能が充実しています。
※LiteSpeedとは…Webサーバーのソフトウェアの1つ。一般的にサーバー用ソフトウェアとしてよく知られているApacheよりも3倍高速と言われており、採用する企業が増えてきています。
有名どころだとmixhostやカラフルボックスが採用しています。
アダルト対応可能なレンタルサーバー
FUTOKA以外のアダルト・出会い系・ギャンブルなどセンシティブ系コンテンツを許容するサーバーとしては、mixhost adultや、wpXシン・レンタルサーバーがあります。
簡単にですが、最も安価なプラン同士で料金や容量などを比較してみます。
プラン | 月額料金 | 初期費用 | |
FUTOKA | ミニ | 780円/月(※) | 2,500円 |
mixhost adult | スタンダード | 968円/月~ | 無料 |
wpXシン・レンタルサーバー | ベーシック | 月額770円~(※) | 無料 |
FUTOKAのみ初期費用がかかります。
月額料金は、FUTOKAとwpXシン・レンタルサーバーがほぼ同額で、mixhost adultがやや高めという結果です。
とはいえ、数百円の違いですし、いずれも1,000円以下という安さです。どちらかといえばサービス内容を重視して決めたいですね。
プラン | 容量 | |
FUTOKA | ミニ | 20GB (30/50/80) |
mixhost adult | スタンダード | 250GB(350/450/550) |
wpXシン・レンタルサーバー | ベーシック | 300GB (400/500/600) |
FUTOKAサーバーの最大の弱点は、データ容量の少なさです。「ミニ」というプラン名からも連想できる通り、他社の1/10以下というちょっと厳しい容量です。
画像や動画を多用するサイト運営がメインとなるはずですが、サイトが大きくなってきた場合、不足する可能性が高いですね。
ひと昔前までは、センシティブ系コンテンツを許容するレンタルサーバー会社そのものが少なかったため、このサービスレベルでも契約を取れたのかもしれません。
しかし現在では、大手レンタルサーバー会社からコンテンツ許容度の高いサービスが台頭してきている状況です。
大手レンタルサーバーの管理画面と同じ
管理画面は、mixhostと同じ見た目の「cPanel」を採用しています。
一般の人に優しいWebベースのインターフェースを使用し、Webレンタルサーバー管理用の人気なコントロールダッシュボードのことです。手頃な価格のホスティングプロバイダのソリューションとして共有ホスティング会社で特に人気があります。
多くのユーザーが使っていて、評判も良いcPanelを使うことができます。わからないことがあったときも知見が溜まっているため、解決しやすいと言えるでしょう。
また、同じcPanelを採用した他社サーバーからの乗り換え需要も満たしてくれます。
コンテンツの許容度が高い
FUTOKA レンタルサーバーは、コンテンツの許容度が高いのが最大のメリットです。
アダルト・ギャンブル系コンテンツなど、サーバーに負担がかかりがちなこれらのサービスを許容するのは、スペックに自信があると言うことの裏返しでもあります。
無料バックアップ(手動)
FUTOKAはデータを無料でバックアップ・リストアできて、ツールも用意されています。
- ホームディレクトリ
- MySQLデータベース
- メールの転送設定
- メール振り分け設定
ただし、自動バックアップではなく、手動バックアップなので忘れずに実施する必要があります。
一方で、他社サービスではリストアが有料のケースがあります。
LiteSpeed(ライトスピード)技術を搭載
FUTOKA レンタルサーバーはLiteSpeed(ライトスピード)と呼ばれる、高速なwebサーバー用ソフトウェアを採用しています。
Webサーバー用ソフトウェアの1つ。一般的にサーバー用ソフトウェアとしてよく知られているApache(アパッチ)よりも約3倍高速と言われています。
「Apache」「Nginx」「Microsoft」に次ぐ”第四のWebサーバー”と呼ばれています。大手レンタルサーバー会社でも、2017年頃から「Apache」の後継Webサーバーとして導入されています。
有名どころだとmixhostやカラフルボックスが採用しています。
「Apache」は優れたソフトウェアなので、今でも現役で多くのユーザーから支持を得ていますが、「Nginx(エンジンエックス)」(Apacheとの互換性無し)の台頭でややその地位が危ぶまれたという経緯があります。
さらに現在では、高速なWebサーバー環境を構築できるLiteSpeed(Apacheと完全互換)が登場し、FUTOKAでも採用しています。
FUTOKAレンサバのデモサイト作ってみた。http://t.co/3DSPBx3woF
WP高速化したら、表示速度が劇的に改善して、必要十分になったよ。— jumblr (@jumbl_r) March 11, 2014
利用者のレビューでは、FUTOKAの速度面についてはおおむね満足という口コミが多く見られます。
他社のサービスでは、mixhostやカラフルボックスもLiteSpeedを搭載しています。
mixhostはFUTOKA同様にコンテンツ許容度が高いため、mixhostとFUTOKAを比較するユーザーが多いようです。
FUTOKAレンタルサーバーのデメリット
ドメイン登録数が少ない
プラン名 | スタンダード | プレミアム |
登録できるドメイン数 | 10個 | 20個 |
FUTOKAは登録できるドメイン数が限られています。複数のWebサイトを運用する場合に不利で、例えばスタンダードプランなら10サイトまでとなります。
他社サービスの多くは、登録可能なドメインが無制限の場合も多いです。
データ転送量が少ない
データ転送量が「無制限」と言いながら、実はかなり少ないのもFUTOKAのデメリットの一つです。
一般的にWebページのファイルサイズは「1.0MB ~ 3.0MB」くらいと言われています。
主に動画や画像が全容量の7割以上を占めていて、動画や画像を多用する場合、データ転送量は大切な選定基準の一つです。
仮に、月間10万PVのホームページを作る場合を考えてみましょう。
かなりざっくりとしていますが、ひと月を30日だとして、1日あたりの必要転送量は10GB程度です。
FUTOKAはデータ転送量が無制限という表記がありますが、実際のところは上限値が定められています。
参考までに、他社のデータ転送量をご紹介します。
プラン | 容量 | |
mixhost adult | スタンダード | 転送量目安 18TB/月 |
wpXシン・レンタルサーバー | ベーシック | 900GB/日 |
結論として、FUTOKAは「無制限」という割に、転送量の上限が少ないという印象です。
FUTOKA レンタルサーバー:オールジャンルに強い
まとめますと、FUTOKAのメリットは以下。
- 月額780円から
- 無料独自SSL
- ワードプレスかんたんインストール
- 電話のサポートあり
- バックアップ、リストア無料
FUTOKAのデメリットは以下。
- ディスク容量が少ない
- データ転送量が少ない
- ドメイン登録数が少ない
今回は、FUTOKA レンタルサーバーについて解説しました。結論としては、ひと昔前まではセンシティブ系コンテンツ掲載OKの元祖で、そこに強みがありました。
しかし現在では必ずしもFUTOKAを選ぶ必要はありません。特にディスク容量の少なさは致命的と言えるでしょう。
総合的に判断して、FUTOKAの弱点を解消しているmixhost adultがオススメです。mixhost adultでは無料お試し期間もありますので、ぜひチェックしてみてください。