無料ブログはサービス終了の可能性あり
無料ブログのプラットフォームを利用していると、突然サービスが終了してしまうリスクがあります。
無料ブログは、運営元企業という母体があります。
そこへ会員登録して、用意されたサービス上で記事を書いていく仕組みです。
サービスが終了すれば、そこで書いていた記事は全て消えてしまうリスクがあります。
近年ではYouTubeやSNSの発展によって、芸能人やインフルエンサーが無料ブログから離れていく傾向があります。
人が減れば広告収入が下がり、無料ブログの運営が厳しくなってしまいます。
サービス終了の実例としては、GMOのヤプログ、Yahoo!ブログなど大手企業が手がけているサービスでも終了してしまうことが実際に起こっています。
その他、終了した大手無料ブログサービスは以下。
- BBIQブログ:2019年7月31日
- ヤプログ!:2020年1月31日
- DHCブログ:2020年9月1日
そして、今後も無料ブログの閉鎖は続くものと思われます。
ただし救いがあり、例えば「はてなブログ」や「ライブドアブログ」では、WordPressブログに対応した「MT形式」で記事をエクスポートする機能が用意されています。
そのため、適当なタイミングでWordPressブログへ移行することも可能です。
一方で、WordPressブログは自分だけの資産としてブログ記事を積み上げていくことが可能です。
無料ブログのプラットフォームに頼るのではなく、自分だけのドメインにブログ記事という資産を構築していくのがおすすめです。
無料ブログが終了する際に、その兆候をいち早くキャッチして、WordPressや他の無料ブログへ引っ越しできると安心です。
当記事では、無料ブログサービスが終わってしまうときに、ありがちなことをご紹介します。
当記事の信頼性
当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
小さなソフトハウスですが、自社にはサーバールームも保有し、ネットワークやサーバーについての知見があります。
月間40万PVのメディアをエックスサーバーで運営中。
無料ブログがサービス終了する兆候
サービス更新や告知が少ない
アップデートや機能追加などのサービス更新や、その告知がしばらくない場合は、終了する可能性が高まってきます。
TwitterなどSNSメディアで通知している場合もありますので、運営元のSNSをチェックしてみましょう。
例えば、最後の投稿が2〜3年前…なんて場合は黄色信号かもしれませんね。
スパムブログが多い
スパム対策が十分に施されておらず、スパムブログが多い無料ブログサービスも注意が必要です。
スパムブログに頭を悩ませている無料ブログ運営者は少なくないようです。
サーバーに過度な負担がかかり、通常のユーザーの利便性も落ちてしまいます。
ツールを利用したアフィリエイトスパム、大量の記事投稿、そして連続したコメントスパムなどが目立つ場合は注意が必要です。
利用者数が少ない、減っている
利用者数が少ない無料ブログサービスは、サービス終了の可能性が高まります。
広告収入が減り、運営を続けていくことが難しくなるためですね。
有料プランがないサービス
有料プランを用意していない無料ブログも、要注意です。
収益源を広告収入に頼っているため、簡単に終わってしまう可能性があります。
これら兆候を見極めて、突然のサービス終了に備える必要があります。
とは言え、完全に予測することは難しいですよね。
実際に、終了してしまったYahoo!ブログでは、運営の更新が滞っていたわけではないですし、利用者同士の交流も多かったですので。
しかし、Yahoo!ブログには有料プランが用意されておらず、収益源は広告収入でした。
無料ブログのメリット
気軽に始めることができる
気軽にブログを始めたい。という場合、無料ブログも悪い選択肢ではありません。
会員登録だけすればすぐに無料でブログを始めることができます。
WordPressブログが手軽になったとはいえ、やはりどちらがより簡単か?と言われれば、無料ブログに軍配が上がるのは間違いありません。
管理に手間がかからない
無料ブログを利用する際は、運営が用意したプラットフォーム上でブログを書いていく仕組みです。
当然ながら母体であるブログサービスは運営側が管理・維持してくれます。
ブログのメンテナンスに関する作業が発生しないため、記事の執筆に集中することができます。
一方でWordPressブログですと、WordPressそのものや、テーマ、そしてプラグインの管理工数が若干かかります。
独自ドメインの利用も可
無料ブログサービスでは、独自ドメインを利用することもできます。
ドメインとは、Web上の住所のようなもので、例えば当ブログでしたら「wiz-t.jp」がドメインです。
無料ブログの初期ドメインはhatenablog.com / livedoor.blogのように、無料ブログであることを明示するドメインとなります。
一方で、独自ドメイン設定することで、ドメインを自分の好きな文字列とすることができます。
一例として、はてなブログやそしてライブドアブログでは、独自ドメインを利用することができます。
ドメインパワーの蓄積
なぜ独自ドメインが大切なのか?それは、ドメインパワーと呼ばれる検索エンジンからの評価があるためです。
記事が読まれるたびに自分のドメインへドメインパワーが溜まります。
ドメインパワーが溜まると、Googleからのブログの評価が上がり、検索上位を取りやすくなります。
すると、Googleの検索からのユーザーを増やすことができます。PV(ページビュー)が増えて、結果的に収益が上がる仕組みです。
一方で、独自ドメインを設定していないと、どれだけ記事が読まれてもパワーを溜めることができません。これは非常にもったいないことです。
独自ドメインを設定できない無料ブログは話にならない、ということですね。
無料ブログのデメリット
制約が多い
無料ブログは収益化する際にさまざまな制約が生まれます。そのため、WordPressブログと比べて稼ぎにくいですね。
具体的には、利用できるアフィリエイトが制限されていたり、運営側の自動広告が表示されてしまうからです。
気軽に始められるメリットがありますが、稼ぐために適した構造になっていません。
たしかに、アフィリエイトができる無料ブログもあるので全く稼げないわけではないですが、まとまった金額を稼ぎたいなら別の方法を模索するべきです。
記事が資産にならない
無料ブログでは、運営側が用意したブログのサービスを利用するため、完全な自分の資産にはならず、プラットフォームに依存した形式です。
もし仮にアカウント削除などが起こると、記事は全て消滅です。
長期間積み上げたブログ記事が一瞬でなくなる可能性があるというのは、非常に怖いことです。
一方で、WordPressブログの場合、何かのプラットフォームに依存することなく、ブログを運営することができるのです。
自身のドメインで積み上げたブログ記事は、すべて自分の資産となります。
アフィリエイトが制限される
ブログサービスにもよるのですが、何らかの制限があることがほとんどです。
一例として、アメブロのルールは以下。
- Google(グーグル)アドセンスは掲載できない
- アフィリエイトは公式の「Ameba Pick」だけ
アメブロは、アフィリエイトに関する制限が多すぎて、本格的な収益化には全く向いていません。
比較的アフィリエイトの自由度が高い無料ブログは「はてなブログ」です。
はてなブログでは、ASPの広告掲載や、GoogleAdsenseの広告掲載が許可されていますので、初めてすぐに収益化をすることが可能です。
しかし、はてなブログでも、無料プランでは自動広告が表示されますので、自由度はWordPressには劣ります。
ブログを収益化する上で、自由にアフィリエイト広告を貼れない点は致命的です。
カスタマイズ性が低い
無料ブログではカスタマイズ性が低いのが弱点です。
独自ドメインを設定することはできませんし、各種設定が運営側に決められた範囲内でしかできません。
一方で、エックスサーバーなどのレンタルサーバーを借りて、WordPress(ワードプレス)でブログ運営をすれば、デザインを自由自在に変更できて、独自ドメインも利用することができます。
運営側の自動広告が表示される
無料ブログの多くで、運営側が勝手に用意した広告が自動で表示されてしまいます。
せっかく人が集まるブログを育てていっても、収益はいつまでたっても運営側とシェアする形になってしまいます。
また、広告の位置を好きな位置に設定することができないので、収益化のための、最適な広告配置ができません。
SEO対策に限界がある
無料ブログの多くで、SEO対策のチューニングをすることが可能です。
とはいえ、あくまでも無料ブログのプラットフォーム上での話であって、プラットフォームの枠を超えたSEO対策をすることはできません。
Googleからの検索流入を増やすための施策について、限度があります。
一方で、WordPressブログであれば、SEOのチューニングはすべてブロガー自身に委ねられています。自由度は圧倒的に高く、SEO対策のために最善を尽くすことができます。
筆者の実例ですが、WordPressブログで月間40万PV(ページビュー)の実績があり、そのうちの98%はGoogleの検索からの流入です。SEO対策がいかに大切かが伝わるでしょうか。
とはいえ、特別難しい設定が求められるわけではありません。昨今では、WordPressテーマやプラグインをインストールするだけで、ある程度最適なSEO対策が用意されています。
そのため、ユーザーは微調整をするだけで、多くの検索流入を見込むことができます。SEOに強いのは、自由度の高いチューニングができるWordPressブログです。
安心できるブログ運営はWordPress
安心して運営できるブログを始めるのならば、WordPressブログ一択です。
難しいイメージもありますが、今はWordPressブログを非常に簡単に始めることができます。
サーバーの月額費用は必要ですが、月に1000円以下です。
以下、WordPressブログの利点を解説していきます。
WordPressを始める敷居は低い
確かに無料ブログの気軽さは魅力ですが、実はWordPressブログを始める難易度も非常に下がっています。
今は「WordPressクイックスタート」的なサービスが流行っており、これを利用するとサーバーを契約する時点で、すべての設定が完了している仕組みが用意されています。
数分とは言いませんが、1時間程度で始めることができます。
ご存知の通りWordPressでブログを運営することで、多くのメリットがあります。
最大のメリットとして、収益化がしやすいですし、より多くの集客をすることが可能です。
自由度が高いので、好きなようにブログをカスタマイズしていくこともできます。
エックスサーバーでWordPressブログを作る
以下、WordPressを契約と同時にインストールすることができるレンタルサーバー一覧です。
無料で利用できるドメインが付帯しますので、無料ブログの有料プランと料金的にもほぼ同等で済みます。
初期費用 | 3,000円 |
---|---|
月額料金 | 990円~ |
無料お試し期間 | 10日間 |
容量 | SSD300GB |
転送量目安 | 600GB/日 |
データベース (MySQL) |
無制限 |
筆者がもっともおすすめするのは、ブロガー、アフィリエイターからの人気が高いXServer(エックスサーバー)。
国内シェアNo.1のレンタルサーバーです。
サービススタートは2003年からと運営歴が長いため信頼性があります。
わからないことがあった時は、使用している人が多くノウハウが溜まっていますので調べやすい利点もあります。
10日間のお試し期間もあります。
無料ブログとWordPressブログでお悩みの場合、試しにエックスサーバーでWordPressブログを立ち上げてみてください。あまりに簡単ですので、驚くはずです。
資産記事を構築しましょう
無料ブログで、収益化や本格的なブログ運営を目指している場合は、WordPressブログの運営も視野に入れて選び分けすると良いでしょう。
無料ブログのプラットフォームに依存していると、ブログはプラットフォーム側の資産となってしまいます。
WordPressブログなら、書いた記事が全て自分の資産となります。
安全な場所で記事という資産を積み上げていくことをお勧めします。