ConoHa WING WEXAL
ConoHa WINGでは、WordPress高速化オプション「WEXAL® Page Speed Technology」の提供を開始しました。
WEXALは、プライムストラテジー株式会社が提供する、Webサイトの高速化エンジンです。
戦略AI 「David」が、Webページの表示高速化を支援してくれる、という点が新しいトピックです。
ConoHa WINGはWordPressのページ表示速度に定評があり、実際の体感でも速いです。
WEXALを導入することで、さらにスピードアップすることができるのでしょうか。
WEXALの使い方
WEXALの使い方は、とても簡単です。コントロールパネルからスイッチをONにするだけ。
従来であれば、WEXALを導入するためには、自分で環境設定する必要がありましたが、ConoHa WINGに実装されるにあたり、誰でも簡単に利用できるようになりました。
これはとても助かります。
また、ConoHa WINGを契約しているユーザーであれば、無料で利用することができます。
ONIMARUで計測
まずは、プライムストラテジーが提供している「ONIMARU」で、WEXAL導入の効果を計測しましょう。
「ONIMARU」はプライム・ストラテジーが開発・提供するWeb高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology」と 戦略AI 「David」の導入成果を事前に確認するためのシミュレーターです。
WEXAL導入前の状態ですと、モバイルでの数値は、かなり悪い状態です。
これでもかなり対策はしているのですが…そして、実際に自分でアクセスしてみると、数値ほど悪い印象はなく、むしろ表示速度は速い部類に入ると思います。
ですが、より高速表示を目指して、WEXALを導入してみましょう。
PageSpeed Insightsで計測
WEXAL導入前の状態を、Googleが提供しているツール「PageSpeed Insights」でも計測します。
パフォーマンススコアは、56という結果になりました。まずまずといったところです。
WEXALの各種設定
コントロールパネルでWEXALをONにすると、各種設定が表示されます。
基本的に、ほとんどの機能が最初からONになっています。
ただし、LazyLoad(画像)、LazyLoad(CSS・JavaScript)のみデフォルトが無効となっています。
サイトによっては、ページ表示崩れが起きてしまうため、無効になっているようです。
こちらも、ONにして、表示崩れが起きていないか確認します。私のサイトは大丈夫でした。
WEXAL導入後のスコア
結論としては、単にコントロールパネルでWEXALをONにしただけですと、むしろスコアが下がりました(!)
WEXALでは画像最適化の機能を提供しているため、
おそらくですが、画像最適化プラグイン等と機能が重複してしまったのかもしれません。
スコアを、WEXAL導入前よりも良くするため、設定可能な項目を調整してみましたが、やはり導入前を超えることはありませんでした。
ただし、実際のページ表示速度の体感としては、導入前と変わらないパフォーマンスを維持しているように感じました。
WEXALでより速いConoHa WINGへ
まとめると、WEXALは、コントロールパネルからONにするだけで速くなる、というものではありませんでした。
ただ、設定を1つずつ試していくと、設定前よりも速くなる可能性があります。
たまたま、私のサイトとは相性が良くなかったようです。そのため、最終的にはWEXALをOFFに戻しました。
こんなケースもある、ということで参考までに。まだ導入されたばかりなので、今後の精度UPに期待したいですね。
ただ、導入するだけで速度がUPした。というユーザーもいらっしゃるようですので、ConoHa WINGでWordPressサイトを運営している場合には、導入してみる価値があります。
ConoHa Wing公式ページでWEXALの詳細を確認する
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実際にConoHa WINGを契約して得られた知識をベースに記事を執筆していますので、レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。