ConoHa WINGとロリポップ!を徹底比較
ConoHa WINGとロリポップ!で迷っている方に向けて、違いをまとめました。
私は両方のサーバーでそれぞれメディアを運営しています。
そこから得られた知見を元に、それぞれどんな方におすすめなのか検証します。
結論から言うと、両者に優劣はつけがたく、どちらも優れたレンタルサーバーです。
安定性・信頼性やページ表示速度が欲しい。価格は少し高めでもスペック重視→ConoHa WING
コスト重視で、契約件数が多く、信頼性が高いサーバー環境→ロリポップ!
という住み分けです。
詳細を解説していきます。
プラン一覧
それぞれのプラン一覧をご紹介します。まずは、ConoHa WINGから。
公式サイト | プラン | 初期費用 | 月額料金 | 年間料金 | 容量(GB) |
https://www.conoha.jp/wing/ | ConoHa WING ベーシック | 無料 | 990円 | 11,880円 | 300 |
https://www.conoha.jp/wing/ | ConoHa WING スタンダード | 無料 | 2,145円 | 25,740円 | 400 |
https://www.conoha.jp/wing/ | ConoHa WING プレミアム | 無料 | 4,290円 | 51,480円 | 500 |
※キャンペーン割引は適用しない通常料金。
表の月額料金は、1年契約での金額です。
36ヶ月契約(長期契約)の場合の最安料金は、880円〜となっています。
続いて、ロリポップ!のプラン一覧です。
公式サイト | プラン | 初期費用 | 月額料金 | 年間料金 | 容量(GB) |
https://lolipop.jp/ | ロリポップ! エコノミー | 無料 | 132円 | 1,584円 | 100 |
https://lolipop.jp/ | ロリポップ! ライト | 無料 | 385円 | 4,620円 | 200 |
https://lolipop.jp/ | ロリポップ! スタンダード | 無料 | 715円 | 8,580円 | 300 |
https://lolipop.jp/ | ロリポップ! ハイスピード | 無料 | 990円 | 11,880円 | 400 |
https://lolipop.jp/ | ロリポップ! エンタープライズ | 無料 | 2,200円 | 26,400円 | 1.2TB |
表の年間料金は、1年契約での金額です。
ロリポップ!は、プラン数が5つと多めです。格安の「エコノミー」や「ライト」プランを用意しています。
ただし、最安のエコノミープランはWordPressブログを使うことができません。
また、無料で利用できる独自ドメインがついてくるのは、ハイスピードプラン以上となっています。
できるだけ似た条件のプランを比較するため、
次章からは主に、ConoHa WINGのベーシックプラン、ロリポップ!のハイスピードプランについて比較します。
(どちらも無料で利用できる独自ドメインが使える。)
ConoHa WINGとロリポップ!を選ぶべきユーザー
ConoHa WINGとロリポップ!を選ぶべきユーザーは、結論から言うと以下になります。
Conoha WINGを選ぶべきユーザー
- 何よりもページ表示スピードを重視したい
- GMOインターネット運営の安心感
- シンプルで分かりやすい管理画面が欲しい
SEOに強い高速表示
ConoHa WINGの利点として、とにかくページ表示スピードが速い!という点が挙げられます。
そのため、ページ表示スピードの速さを重視するユーザーにおすすめできます。
WordPressブログの表示速度が速いとSEO(検索上位表示)で有利になります。表示速度が速いメディアが検索上位表示されやすい、という事実はGoogleが公言しています。
レンタルサーバー選びが、ブログのPVや収益性に少なくない影響を及ぼします。
GMOインターネット株式会社が提供するサービスの中で、表示速度の速さについて、特にこだわりを持って提供されているのがConoHa WINGです。
ロリポップ!と、ConoHa WING両者の速度を実測したところ、表示速度はConoHa WINGが優っています。
GMOインターネットが運営
東証一部上場企業のGMOインターネット株式会社が運営しています。そのため、安心感がありますね。
アクセス集中時も安定
ブログがバズって数百人の同時アクセスがあるような時も、これまで一度もエラーが起こっていません。安定性が非常に高く信頼できるサービスです。
(これまで、多くのレンタルサーバーを借りてきましたが、中にはアクセス集中時に落ちてしまうレンタルサーバーもありました。)
シンプルで初心者でも安心できる管理画面
管理画面がシンプルで使いやすいのも特徴の一つです。詳しい使い勝手は以下の記事でご紹介しています。
ConoHa WINGのログイン方法やコントロールパネルの使い方を解説。
サポートのレスポンスが悪い
ConoHa WINGの弱点(デメリット)としては、サポートのレスポンスが少し遅いということが挙げられます。
ConoHa WINGのサポートは、電話・メール・チャットの3種類です。
電話は1時間以上繋がらないことがありますし、メールも、数日経ってから返信がくることがあります。
サポートを含めた、ConoHa WINGの口コミ・評判については以下の記事でまとめています。
ConoHa WINGの口コミ・評判はどう?実際にメディア運営したレビューをシェア。
また、無料のお試し期間が用意されていません。
ConoHa WINGの「無料お試し期間」はナシ。お得にお試しする方法を解説。
ロリポップ!を選ぶべきユーザー
- 老舗ならではの安心感がある
- 契約者数が多く、何か問題がおきた時、解決しやすい
- 安定感のあるサーバーを、比較的安価に選びたい
ロリポップ!は、GMOペパボ株式会社が運営しているレンタルサーバーです。サービススタートはインターネット黎明期の2001年で、長い運営歴を持っている老舗です。
リーズナブルな月額料金
一定のサービス品質を保ちながら、非常にリーズナブルな月額料金を実現しています。
一昔前までは「安かろう悪かろう」のイメージもありましたが、近年ではグッとサービス品質が向上し、同価格帯のレンタルサーバーの中ではトップクラスのパフォーマンスを発揮します。
コストパフォーマンスでは、No.1と言えるでしょう。
シェア率が高い
ロリポップ!は、シェア率No.1のレンタルサーバーです。
※ただし、GMOペパボ株式会社が運営するホスティングサービス「ロリポップ!」と「ヘテムル」のユーザー数の合算の数値で、No.1です。
サービス単体ですと、
という順位になっています。
いずれにせよ、老舗かつ利用者数も多いというのは間違いありません。
それによって、何か問題が発生した時に、すでに利用しているユーザーの知見がネット上に溜まっているため、解決しやすいというメリットがあります。
信頼性が高い
サービススタートは2001年と、インターネット黎明期からホスティング(レンタルサーバー)サービスを運営しています。
エックスサーバーやさくらのレンタルサーバーといった競合と並ぶ「老舗」ですね。
もちろん、運営歴の長さが、必ずしも信頼性の高さにつながるわけではありません。
ただ、それだけ長い期間信頼を積み重ねてきたサービスですので、一つの安心材料にはなります。
GMOペパボ株式会社が運営
ロリポップ!は、GMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOペパボ株式会社が運営しています。
母体であるGMOインターネット株式会社は、東証一部上場企業です。突然サービスが終了したりするリスクは、非常に低いと言えるでしょう。
管理画面の洗練度が低い
ロリポップ!の弱点(デメリット)としては、管理画面に広告が表示されます。
また、デザイン面でも古い感じがして、やや使いにくい印象もあります。
管理画面のデザインをむやみに変えないことで、昔から長期契約しているユーザーを大切にしているのかもしれません。
しかし、新しいユーザーにとってはデメリットです。
管理画面は、ConoHa WINGの方が洗練されており、使いやすさも優れています。
ファイル数上限がある
ロリポップ!レンタルサーバー最大の弱点として、「ファイル数上限」というものが設けられています。
これは、HDD容量とは別に、サーバーにしまっておけるファイルの数に制限がかかるというものです。
ですので、例えばハイスピードプランのHDD容量は400GBと大容量ですが、先にファイル数制限の上限に引っかかってしまうと、それ以上HDDの容量を使えなくなってしまいます。
ロリポップ!レンタルサーバーのファイル数上限を回避する対策方法。
このような制限を設けているのはロリポップ!ぐらいで、他社のサーバーではほとんど見かけない制限です。
料金比較
続いて、ConoHa WINGとロリポップ!の料金比較です。
契約期間別の料金を比較
ConoHa WING(ベーシック) | ロリポップ!(ハイスピード) | |
3ヶ月 | 1,210円 | 1,210円 |
6ヶ月 | 1,100円 | 990円 |
12ヶ月 | 990円 | 825円 |
24ヶ月 | 935円 | 770円 |
36ヶ月 | 880円 | 550円 |
契約期感別の料金比較ではロリポップ!の方が安価に利用できることがわかります。
ロリポップ!の料金は、短期契約(3ヶ月)ではConoHa WINGと同じですが、12ヶ月以上の契約期間からは割引率がUPして、長期契約のメリットが大きい仕様です。
ただし、長すぎる契約期間は、サーバーを乗り換えたい場合などに小回りが利かなくなるのであまりおすすめはできません。
レンタルサーバーのベストな契約期間は?バランスのとれた12ヶ月がおすすめ。
いずれのサーバーでも初期費用は常に無料ですので、単純な初期費用としてはロリポップ!が安いです。
ConoHa WINGが過去に実施していたキャンペーンまとめ。頻度やお得に契約する方法もご紹介。
ConoHa WINGの料金体系
契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,210円 | 2,530円 | 5,060円 |
6ヶ月 | 1,100円 | 2,365円 | 4,730円 |
12ヶ月 | 990円 |
2,145円
|
4,290円 |
24ヶ月 | 935円 | 2,035円 | 4,070円 |
36ヶ月 | 880円 | 1,925円 | 3,850円 |
ConoHa WINGのプラン料金についてですが、契約期間によって月額料金が変わってきます。長期契約になるほどお安くなる仕組みです。
ロリポップ!の料金体系
契約期間 | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 770円 | 1,210円 | 2,530円 |
6ヶ月 | 715円 | 990円 | 2,200円 |
12ヶ月 | 660円 | 825円 | 2,200円 |
24ヶ月 | 550円 | 770円 | 2,200円 |
36ヶ月 | 440円 | 550円 | 2,200円 |
ロリポップ!の料金についてですが、契約期間によって月額料金が変わってきます。長期契約になるほどお安くなる仕組みです。
初年度にかかるコスト比較
ConoHa WING(スタンダード) | ロリポップ!(ハイスピード) | |
12ヶ月契約 | 11,880円 (税込) | 9,900円 (税込) |
36ヶ月契約 | 31,680円 (税込) | 19,800円 (税込) |
いずれも初期費用が無料なので、単純に月額費用 × 契約期間の金額が、初期コストとして発生します。
結論として、性能についてConoHa WINGが優れています。一方で、コストパフォーマンス面では単純に金額が安いロリポップ!が優れているという印象です。
スペック比較
スペックよりも、実際の使用感の方がずっと大事です。
ですが、一応両者のスペックをわかりやすいように比較しておきます。
機能 | ConoHa WING | ロリポップ! |
---|---|---|
OS | Linux | Linux |
ウェブサーバー | Apache + nginx | Apache (ハイスピード、エンタープライズはLiteSpeed) |
vCPU | 非公表 | 非公表 |
メモリ | 非公表 | 非公表 |
ストレージ容量 | 300/400/500GB | 100/200/300/400/500GB/1.2TB |
RAID構成 | RAID10 | RAID10 |
無料独自SSL | Let’s EncryptのSSL証明書を利用可能 | Let’s EncryptのSSL証明書を利用可能 |
単純なスペック表比較ですと、ほぼ互角のような印象です。
ただし実際の使用感としては、ConoHa WINGの方がページ表示速度が勝ります。
WordPressとの相性
どちらのサーバーも、WordPressブログとの相性は抜群で、互角です。
いずれもWordPressブログをスグに始めることができる機能が用意されています。
ConoHa WING→「WordPressかんたんセットアップ」
ロリポップ!→「ブログ収益化・副業スタートパック(ベータ版)」
サーバーの契約と同時にドメインの設定や、WordPressの準備が完了するため、大変便利です。
ユーザーがやることは、ブログ名やドメイン名を決めることぐらいとなっています。
ConoHa WINGとロリポップ!まとめ
ページ表示速度重視ならConoHa WING
高い安定性と、最速のWordPress表示速度を誇るConoHa WINGで、快適なWordPressブログを楽しんでください。
実際に使ってみると、多くのブロガー・アフィリエイターに選ばれる理由が分かるはずです。
特に応答速度はピカイチで、爆速の表示速度は一度味わうと他サーバーには戻れません。さらに、一度に大量のアクセスがあっても耐えてくれます。
レンタルサーバー選びに迷ったら…ConoHa WINGにしておけば、まず間違い無いでしょう。
当ブログでは、ConoHa WINGに関する記事を特集しています。
実際にConoHa WINGを契約して得られた知識をベースに記事を執筆していますので、レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。
コスパと高シェア率の安心感ならロリポップ!
ロリポップ!は、できるだけコストをかけたくない初心者アフィリエイターにとっては、非常に適したサービス内容になっています。
クレジットカード情報の入力が必要ない、10日間お試し期間もあります。
本契約前に、表示速度や、管理画面の使い勝手などをじっくりチェックすることが可能です。
当ブログでは、ロリポップ!に関する記事を特集しています。
実際にロリポップ!を契約して得られた知識をベースに記事を執筆していますので、レンタルサーバー選びの一助になれば幸いです。